人生の終わりに舞い降りた少女は天使か悪魔か・・・。「つきみぷらねっと」【感想・評価・レビュー】

PC

人生の最後に望むものは?身を滅ぼすほどの恋・・・。

ど~も!最近ゲームをしている間の時間経過の早さに驚いているぷちなまです。

いきなりですが、あなたは残された命があとわずかだと知った時、何を望みますか?

死にたくない?それとも自分と一緒に全てが終わること?運命を受け入れて何も望まない方もいるかもしれませんね・・・。

今回遊んできた作品は、非常に短い物語ながら異常なまでの想いが込められた作品「つきみぷらねっと」。CHARONさんの終焉ノベルADV作品になります。

余命宣告を受けた主人公の「うたろー」の前に、一人の少女「つきみ」が現れた事から始まる物語。

先ほどの質問のように、最後に何を願ったかで結末は変わっていきます。

それでは、死を前に絶望の底にいるうたろーに訪れた不思議な少女の物語「つきみぷらねっと」の面白さを、感想と共にレビューしていきますのでお付き合いください。

※少なからずネタバレを含みますので、未プレイの方はご理解の上お進みください。




かんたんなあらすじ紹介!

夜の病室、月夜に照らされたその世界で絶望の底にいる主人公の「うたろー」。

医者にも家族にも残された命が短いことを伝えられ、過去を振り返っていた。

繰り返しのつまらない日常・・・。「僕の人生どうでもいいものだったのかな」

自分の人生に意味を見出せないでいると、窓の方から声が聞こえた。「終わりなの?」

そこには「つきみ」という女の子が立っていた。

彼女は最後にお願いを叶えに来たと言うが・・・。

この作品の楽しみどころ紹介!

美しくなったグラフィック!これを待ってた!

まず、この作品をプレイし始めた時にCHARONさんの魅力的なヒロインが美しく、そして可愛くなってたことが非常に嬉しかった!

過去作をプレイしてきた方には共感していただけるでしょう。(未プレイの方はぜひとも配信順にプレイしていただきたい。)

背景も実写のはめ込みではなく、ちゃんと描かれていてるので違和感ナシ!

初期作品から始めると、この進化の軌跡が楽しめるのが面白いです。

ゲームレビューから少しズレましたが、CHARONファンとしてどうしても書きたかったので許してください。

 

謎に満ちた「つきみ」の正体!

今作のヒロインの「つきみ」ちゃんは、自称「月から来た宇宙人」。見た目は非常に可愛いのですが、不思議な存在でした。

うたろーの心を読んでいるかのように会話し、願いを叶えられる力を持っている・・・。

考察好きのぷちなまとしてはぜひとも読み解いていきたいのですが、BADENDとTURUENDで正体が変わってしまいます。

BADENDの「輝夜姫」では正体が、TURUENDではうたろーに異常なまでの好意を持っていたのかが気になります。

終わりを実感したとき、何を望むんだろう・・・。

自分の死を告げられたうたろーが、一人で深く深く沈んでいっている時に突如現れた美少女「つきみ」ちゃん。

一夜限りの出会いとはいえ、救いが見つからないうたろーにとっては夢物語だったでしょう。

この物語は非常に悲しい結末を迎えながらも、温かい部分も伝わって来るストーリーです。

エンディングによって結末は変わりますが、もしあなたが望んだことが「ひとりぼっちじゃないこと」ならプレイしてみてください。

救われるとは言え、恐らく望んではいけない結末なんでしょうけど・・・。

考察しきれなかった謎・・・。

少しネタバレ要素を含んだ話をさせていただきます。(知りたくない方は飛ばしてね!)

この作品はわずか10分ほどで終わってしまう短い物語でした。

その為、語られてないことも多く、考察出来ずに謎のまま終わってしまった部分が多いです。

あくまでTURUENDの物語の内容になりますが、つきみちゃんはうたろーより先に病院に入り、無事に退院できた少女だったんです。

死を待つしかなかったうたろーと、生きることが出来たつきみちゃんが死を選んだ結末は考えさせられるものでした。

うたろーが入院した時から知っているとはいえ、自分を犠牲にできるほど恋に落ちた理由を知りたかった。

うたろーを1人で寂しく終わらせないように、飛び降りる事を選ぶほど惹かれた理由は残念ながら謎のままだったので、興味がある方は考察を!




この作品のここが残念・・・。

過去作の残念だったところが改善された作品でしたが、今作でも残念に感じる部分があります。

まずは残念に感じたのは、ストーリーが短か過ぎたこと!

短時間でサクッとプレイすることが出来るのですが、良い作品なだけにもっと知りたかったというのはCHARONファンの習性でしょうか。

せめて考察できるほどの内容が語られていれば、「つきみぷらねっと」の世界観にもっと入り込めたと思います。

そして次に残念だったのが、操作がキーボードで完結しなかったこと。

今作では、選択肢を選ぶときにマウスを使わなければいけなかったので、カーソルを目で追わなければいけなかったのが個人的に残念でした。

次回作は物語に集中するため、ぜひともキーボードだけで操作させていただきたい。

まとめ・感想

短いストーリーながらも限りある生と他人の大切さが伝わって来る「つきみぷらねっと」は、なぜか心温まる悲しい名作でした。

この結末をどう受け取るかによって、評価が変わってくる作品だとは思いますが、ぷちなま的には非常に楽しめた作品です。

前作の「きみとぼくときれいごと」のように考察したいほど深い内容なので、ぜひともプレイしていただきたいです。

グラフィックなども大きく進化し、CHARONさんの魅力的な世界観がさらに伝わって来るので今後の作品が非常に楽しみ!

初見でも一周10分ほどで終わるので、気になる方はサクッとプレイしましょう。(全END楽しんでも20分ほど・・・。)

最後にCHARONさんのゲームのDLページとYouTubeチャンネル、Twitterを貼っておきますので、気になる方は覗いてみて下さい。(CHARONゆにば~す! DLページ/YouTube/Twitter)




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