オバケだらけの恐怖の夜。勇気を出して仲間を助け出せ!
今回はルイージが主役の「ルイージマンション3」をプレイしてきたので早速レビューしていきたいと思います。
前作から約6年。マリオを差し置いて主人公の座をゲットした数少ない作品の一つ「ルイージマンション」なんですが、わかりやすいゲーム性と謎解きが実に面白い。
怖い要素はまったくない作品なのですが、ルイージが代わりに怖がって雰囲気を出してくれるので楽しんで遊べるはずです。
ちょっぴり臆病なルイージがオバ犬と一緒にとらわれた仲間たちを助け出すため、オバケだらけの巨大なホテルに散りばめられた謎を解き冒険する物語。
グラフィックも非常にきれいに作られている上に動きもコミカルなので、まるでアニメ作品の主人公を動かしてる感覚になってきます。大人から子供まで楽しめる(親子一緒にプレイして楽しめる)のでその魅力を語っていきますのでお付き合いください。
かんたんなストーリー紹介!
特別キャンペーンで豪華ホテルに招待されたルイージ御一行。きらびやかなホテルにルイージたちは大喜び。そんな中現れたこのホテルのオーナー「パウダネス・コナー」。ルイージ一行のVIP待遇を約束し、それぞれを豪華な部屋に案内してくれる。
しかしそれはテレサたちの王、キングテレサの大ファンであるオーナーの罠だった。ルイージが部屋でうたた寝をしている間に、マリオ・ピーチ・キノピオはさらわれて絵の中に閉じ込められてしまった。
ルイージにもキングテレサの魔の手が迫ってきたが、間一髪のところでダストシュートに逃げ込んだで難を逃れる。
仲間を助けるため、ルイージはオバ犬と共に新型「オバキューム」を使って奇妙なオバケホテルの探索に出かける。
ちょっぴりホラーな世界観
オープニングのきらびやかさから一転、うす暗くちょっぴり怪しい感じを出した世界観はルイージの臆病でコミカルな動きにぴったりで、不気味な雰囲気は出しつつも恐怖感を与えない仕上がりになっていました。
薄暗いマップの中ではそのわずかな光が影の立体感を作り出しているので臨場感が増し、ルイージがライトで照らした花瓶や植物なども動きに合わせて影が動くなど細部まで細かく作り上げられています。暗い場所での探索はその光と影がより不気味感と不安感を感じさせてくれました。
可愛いデザインのオバケたちも個性と愛嬌があって非常におもしろい。中にはネズミがガタガタと出す音におびえているオバケなども存在し、まるでコメディアニメを見てるような気分にさせてくれる場面も・・・。人型の他に動物や魚などのオバケも可愛くコミカルに登場するので見ていて楽しいです。
ストーリーを進めていくと階ごとに雰囲気がガラッと変わり、西洋の武器や甲冑が並んでいるキャッスルフロア、一面怪しい植物が生い茂っているグリーンフロア、テレビ撮影で使っているセットと収録現場のようなスタジオフロアなど個性的でテーマを持ったステージが登場してくる。小物や仕掛け、様々な演出も作りこまれているのでプレイする際はそこらへんにも注目して遊んでいただきたいです。
新機能が追加されたオバキュームのアクション
ルイージはオヤ・マー博士の発明した「オバキューム」で襲い掛かってくるオバケ達を吸い込んで捕まえることが出来ます。懐中電灯のアタッチメントもついていて、電力をためて強い光を放つとオバケをビックリ(フリーズ)させることが出来る。大きなオバケはビックリしているうちにオバキュームで吸い込むことが出来るがオバケも抵抗して暴れだします。オバケが逃げる方向と逆に引っ張ってオバケを捕まえていきましょう。
今作の「ルイージマンション3」では、前作から新機能が追加されてさらに幅広いアクションが出来るようになっています。前作を知らない方もいると思いますのでルイージがオバキュームで出来るアクションを一つずつ紹介していきましょう。
基本の動作は「吸い込む」と「吹き出す」の2つの動作で探索やおばけ退治を行っていきます。周囲の小物やお金を吸い込んだり吹き飛ばしたりするだけでなく、大きいものは2つの機能を上手く使って鉄砲のように打ち出すことが出来ます。
ライト機能も電力をためて強い光を放つ「ストロボ」は通常のライトで驚かないオバケをビックリさせることが出来るようになっていて、「ダークライト」は特殊な絵画に描かれている宝石やお金、扉などを見つけることが出来る。さらにオバケの痕跡を確認したり、テレサなどの姿を消すオバケのを見えるようにすることも出来る。2つの機能は探索や謎解きにも使う場面が多いので怪しい場所には積極的に使っていこう。
そして今作からの新機能の一つ目「スラム」。オバケを吸い込みながら床にたたきつける事で大ダメージを与えることが出来るので、大型のオバケやボスとの戦闘で非常に有効な攻撃手段になっています。スラムを使わないと攻略できない敵もいたので積極的に狙っていきましょう。
2つ目の新機能「キューバンショット」。トイレのすっぽんのような吸盤を発射する事ができ、ついているひもを吸いこんで引っ張ることで家具や扉などを破壊する事が出来ます。ライト対策でサングラスをつけているオバケに直接当てて飛ばすことも出来るのでいろんな場面で使っていきましょう。
3つ目の新機能が「バースト」。オバキューム本体から勢いよく空気を噴射してオバケや家具などを吹き飛ばす機能。主に謎解きに使う機能になるのですが、その場でジャンプする事が可能でオバケとの戦闘にも使える場面があるのでいつでも使いこなせるようにしておきましょう。
そして最後の新機能「グーイージ」。オヤ・マー博士の新発明で見た目はルイージそっくり。「グー」と呼ばれる未知の物質でできており。鉄格子や危険な罠の上をすり抜けることが来ます。ただし火や水にはとても弱く、触れると溶けてしまうので要注意!中にはルイージとグーイージの2人で協力しないと攻略できない場面もあり、一人の場合は切り替えて攻略する必要があります。おすそわけプレイで2Pが操作することも出来るので友達と一緒に楽しみましょう。
今回は多くのアクションが追加されて探索や戦闘が楽になると思ったのですが、謎解きやオバケとの戦闘に幅がひろがりとても楽しい仕上がりになっていました。操作に慣れてくる中盤以降は難易度も上がってくるので、一人で難しい時は友達や兄弟と一緒にプレイする事をオススメします。
協力プレイモード「テラータワー」と「パーティーゲーム」が楽しい!
協力プレイが楽しめる「テラータワー」とローカル通信だけで楽しめる「パーティゲーム」の2種類があり、どちらも友人や家族で遊べば盛り上がること間違いなしです。
まず紹介するのはテラータワー。オンラインプレイで友達や世界中の人と協力して遊べるモードで、最大8人でプレイする事が出来ます。
内容は様々なミッションを制限時間内で仲間と協力してクリアしながら塔の最上階を目指す。といったもので、「すべてのオバケをつかまえろ!」や「お金を回収しろ」、「キノピオを探せ!」など色んなミッションがあります。
攻略に有利なアイテムなどもありますので上手く使って攻略していきましょう。(みんなでワイワイ出来ますが、意外と難しいです・・・。)
みんなで遊ぶ時の注意点としては、インターネットを使ったオンラインプレイには「Nintendo Switch Online」(有料)の加入が必要になってきます。加入しなくても友達とSwitchを持ち寄ってローカル通信で遊ぶ事が出来ますので自宅の環境に合わせて遊んでください。(ローカル通信の場合、本体1台につきソフトが1つ必要です。)
次に紹介するのはパーティゲーム。こちらはローカル通信のみで遊べるモードになっていて、現在は3種類のゲームを選んで遊ぶことが出来ます。(今後、有料の追加コンテンツも配信予定)
それではその3種類すべての楽しさを紹介していきます。
まずは「浮き輪でコイン」。プールに散らばっているコインをより多く集めたチームが勝利というわかりやすいゲームなんですが、ある程度の時間が過ぎるとプールの中に機雷が出現します。当たってしまうとそれまで集めたコイン全てを失ってしまうので注意が必要!
技と対戦相手のうきわにぶつかって機雷にあてるなど、おじゃまプレイも楽しめるので盛り上がること間違いなしです。(ケンカはしないでね!)
プールの中に散らばるコインをより多く集めたチームが勝利。途中で出現する機雷に当たると、すべてのコインを失ってしまう。単純にコインを集めるだけでなく、わざと相手のうきわにぶつかって機雷に当てるのも有効。
次に「墓場でバトル」。次々に出現してくるオバケを倒して、その総合ポイントを競うゲーム。制限時間が40秒を切ると扉が開いて高ポイントのオバケが出現するので積極的に狙っていきましょう。
墓石に調べてカギを手に入れると扉を早く開くことも出来ます。
続々と出現するオバケを倒して、総合的なポイントを競う。制限時間が40秒を切ると扉が開き、高ポイントが得られるオバケが出現。墓石を調べてカギをゲットすれば、より早いタイミングで扉を開くことも可能。
最後に「キャノンでシュート」。砲弾を大砲まで運んで的に当て、その得点を競うゲームになります。妨害プレイとして相手の弾も奪えるので、純粋に的を当てた得点で競うのか邪魔をして相手に特典を入れさせないようにするかはあなた次第です。
まとめ・感想
今作「ルイージマンション3」はSwitchで発売されたことによって圧倒的にグラフィックが良くなっていて、アクションも謎解きもかなり楽しめた作品です。
オバキュームの新機能によってアクションの幅が広がり、グーイージの登場によって謎解きがとても楽しくなっていました。
なんでも吸い込む爽快感と謎が解けたときの達成感、愛嬌のあるオバケがたくさん登場する楽しさは実際にプレイして体感していただきたいです。
個人的には1作目、2作目より楽しんでプレイできましたが、操作性に少しクセがあるので小さなお子さんでも遊べるかというと少し厳しいかも・・・。
ゲーム好きの子供を持つ知人は少しの時間でもおすそわけプレイで一緒に楽しむことで、共通の話題が出来て盛り上がってるみたいです。(父親が子供に教えてもらってる状況ですが・・・。)
1人でも楽しめて、家族や友人とも楽しめる作品なので過去作をプレイしたことのない方でも気軽に始めていただきたいと思います。
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