何もない島で本当に必要なのは物?それとも人?
ど~も!無人島サバイバル経験者のぷちなま(@Gamer’s Life)です。
今回プレイしてきた作品は、無人島に漂着した主人公が体験する不思議な物語「無人島」。
ノベルゲームコレクションで加藤匠氏が配信されているフリーノベルゲームになります。
「無人島に何か一つ持っていくとしたら何を持っていく?」という話題は、誰でも一度は友人と話した事があるでしょう。
そんな妄想を不思議な物語と共に楽しませてくれるループ作品。
加藤匠氏の「公衆電話」を遊んだ事がある方なら、プレイしない理由はないですよね?
それでは、無人島に何か一つ持っていくとしたら?が運命を決める「無人島」の面白さを、感想と共にレビューしていきますのでお付き合いください。
かんたんなストーリー紹介!
主人公が目を覚ますとそこは見知らぬ浜辺だった。
仕事が激務でキツすぎたので、ヤケクソで無断欠勤。
使うヒマがなかった1年分の給料を持って旅行に出たが、船が嵐に遭ってしまったのだ。
浜辺から場所を変えようとしたが周囲は闇。「映画とかでよくある、無人島漂流じゃないか?」
ここが本当に無人島だったらどうしよう。
俺はふと、よく耳にする‶あの質問”を思い出していた・・・。
「無人島に何か1つ持っていくとしたら?」
「無人島」の楽しみ所!
何を持っていくかで変わる運命
まず考えなければならないのは、何を持っていくか?
それがこのゲームの全てなんです。
ぷちなまが最初に考えたのはナイフやライター、ネタとしては飛行機やドラ〇もんを選んでみました。
(ちなみに友人に同じ質問をしたら即答でぷちなまかTOKIOの誰か!という答えだったので笑った!)
選んだもの次第で生きれたり、帰れたり、幸せな結末を迎えたりと、未来が変わっていきますので、まずはあなたが必要だと思うものを選んでみてください。
選択次第ではそこから恋が始まるかもしれませんよ。
物語を追うごとに明らかになるキーワード
初めに必要なものが思い浮かばなかった場合、何も書かずに決定を押すとヒントが出てきます。
この方法で出てくるヒントは【船】なんですが、船を手に入れた主人公は最悪の結末を迎えてしまいます。
そして物語の中には【】で運命が変わる様々なワードのヒントがわかるようになっており、話が終わると次の物語へとつながっていくのが面白い!
物の他にも好きな人や同級生、会社の尊敬する上司まで求められるので、全てのキーワードを試してみましょう。
無人島で会う不思議な男、あるキーワードで・・・。
色んなワードから物語が進んで行くのですが、ほとんどの物語で謎の男に襲われてしまいます。
その男が誰でなぜこんなところにいるのかは、2つのワードから導き出される人物を求めることで明らかになりました。
見つけた手記には「自殺しても、漂着した日に戻る」「同じ日々をやり直している気がする」などの意味深な内容が書かれています。
5分ほどで終わる作品なんですが、明らかになったワードの数だけ物語があるので、1時間近くプレイしてしまう事になるでしょう・・・。
「無人島」のここが残念・・・。
誰もが一度は考えた事のある質問を、しっかりとゲームとして楽しませてくれた「無人島」なんですが、残念な部分も・・・。
まず一つ目はワードが違うだけで同じ時間軸を進んで行くので、同じ流れを何度も見なければならない事。
森に入る流れや楽園の流れは、何度も見ることになるでしょう。
二つ目は前作の「公衆電話」に比べて、選択肢と繋がりがあっさりしすぎていた事でしょうか。
まだ両方未プレイの方は、「無人島」→「公衆電話」の順番でプレイした方が楽しめるかも!
しかし物語を進めるたびに新しいワードを発見し、自分で新しい物語を見つけていると感じる新感覚ノベルゲームとしての楽しさはしっかりと伝わるので、一度は遊んでみましょう。
まとめ・感想
目が覚めると無人島に漂着し、1つだけ物が手に入る不思議で現実味のある物語を楽しめる「無人島」は、シンプルながらも新しいワードを試さずにはいられない名作でした。
物語を進めていく事でワードを見つけ出し、自分で新たな物語を発見した気分で楽しめる所が面白いです!
正直同じくだりが使われている部分に変化があったら、文章を読むのがもっと楽しめたかなと感じる部分もありました。
ほとんどのキーワードはプレイの中でわかると思うので、今回はまとめ・考察記事は書かないと思います。
もしかしたらまだ見つけていないワードがあるかもしれないので、いろいろ試してみましょう。
プレイ後にもしこれが現実なら、何を持っていくのが正解なんだろうと真面目に考えてしまった・・・。
最後に「無人島」のDLリンクと、製作者の加藤匠氏のHP(ツイフィール)・Twitterリンクを貼っておきますので、興味がある方は覗いてみてください。(「無人島」DLページ/HP/Twitter)