からくり人形師の決意!その優しさは世界を崩壊させた
ど~も!ぷちなま(@Gamer’s Life)です。
今回プレイしてきた作品は、世界の崩壊を防ぐために神に選ばれた巫女の物語「機械人形は歌わない」。
ふり~む!で製作者のてんこ氏が配信されているフリーノベルゲームになります。
15才で命を世界の為に差し出すことを受け入れた少女と、彼女を救いたいと願った人形師の悲しい物語でした。
崩壊後にきっかけとなった人形師の記録から、記憶を呼び起こしていく物語なんです。
女神キルクの祝福を受けた地・アリューシアが崩壊した真相とは・・・。
それでは結末から紡がれる悲しい物語「機械人形は歌わない」の面白さを、感想と共にレビューしていきますのでお付き合いください。
かんたんなストーリー紹介!
「……これで、終わり」
荒れ狂う風と、舞い上がる灰と、私。
動くものと言えば、もうこれしか残されていないのだ。
私はただ一人、この世界に取り残されてしまった。
視線を落とした先には眠ったまま横たわる私そっくりに作られた機械人形が。
人形はゆっくりと目を覚まし、終焉を迎えた世界の真実の記憶を紡いでいく・・・。
「機械少女は歌わない」の楽しみ所!
キャラクターの可愛さ
まずぷちなまが惹かれたのは、薄暗い世界で暗く沈んだ表情をした巫女の少女エリスティア。
青く長い髪に肩を出した巫女の正装は、控えめに言ってカワイイ・・・。
世界が崩壊した後の物語から始まるのでとても暗い表情をしているんですが、背景の暗さと相まってもの悲しさがしっかりと伝わってきます。
記憶を辿っていく中で幼い頃の彼女も登場するのですが、ミニキャラで表情も豊かなので違った魅力を見せてくれました。
その可愛さは作中で登場する人形師・コルトが、幼い頃のエリスティアを天使と見間違えるほど。
とても悲しい物語ですが、彼女の可愛さには要注目!
世界観と合った綺麗な歌とBGM
荒廃した世界で鳴り響く風、そして儀式の為に必要な唄、世界の崩壊を防ぐために犠牲となる巫女の悲しい物語が語られていく場面などでは、とてもきれいな唄やBGMが流れてきます。
グラフィックや文章に加えて、聞こえてくるBGMがしっかりと世界観を伝えてくれました。
全てが合っていると視覚・聴覚・想像力の全てが刺激されて、作品を楽しむことに没入できるので魅力の一つと言ってもいいでしょう。
プレイする時は、BGMから感じ取れる雰囲気も一緒に楽しみましょう。
結末から紡いでいく物語
すでに滅びてしまった世界なんですが、エリスティアと機械人形はこの土地で何があったのかを振り返っていきます。
百年に一度巫女として選ばれた少女を犠牲にすることで、世界の平和が保たれている悲しい世界。
そんな少女を救いたいと思った人形師・コルトの優しさと長年の努力が、世界を崩壊させるきっかけでした。
そして彼女を救うために作り上げた人形こそが、エリスティアに瓜二つの機械人形。
そして満月の儀式の夜、コルトの計画が実行された時世界が・・・。
エリスティアとコルトがどんな出会いをし、心を通わせていったのかはプレイしてストーリーをお楽しみ下さい。
「機械少女は歌わない」のここが残念・・・。
ゲームをスタートする前から序盤とオープニングが見れるほど製作者のこだわりが詰まった「機械少女は歌わない」なんですが、残念に感じる部分も・・・。
それはOPや作中にはイラストや演出、BGMまでしっかりと作られているのですが、少しエンディングがあっさりだったこと。
感動的なストーリーだったので、もっとこの世界に浸っていたいと感じたぷちなまのわがままです。
トゥルーエンドではその後の明るい未来を連想させる、2人の最高の笑顔が見たかった・・・。
しかし終盤に明らかになる秘密は衝撃的!どちらがエリスティアで、どちらが機械人形なのか?まさかの結末にしっかりと驚かされ、最後の微笑からは未来に進んで行く決意が伝わってきました。
まとめ・感想
崩壊した世界の真相を記憶から読み解いていく「機械人形は歌わない」は、予想外の所で裏切られる面白い作品でした。
キャラクター・世界観・BGMがしっかり合っている作品は、ストーリーに集中して楽しめるのでそれだけでぷちなま的には高評価!
好きになった女の子が15才で死ななければならない運命と知ったとき、あなたならどう行動するでしょうか?
ぷちなまは運命を変えることが出来るか、試行錯誤してしまいそうです。
生き残った少女に少しでも明るい未来が待っていたら良いなぁ・・・。
最後に「機械人形は歌わない」のDLリンクと、製作者のてんこ氏のブログ・Twitterリンクを貼っておきますので、気になった方は覗いてみてください(「機械人形は歌わない」DLページ/ブログ/Twitter)