エンディング分岐とぷちなまの考察まとめ!
ど~も!ぷちなま(@Gamer’s Life)です。
前回レビューした「CONANROOM」の考察・攻略記事を書いていきたいと思います。
エンド分岐については製作者のじゃむさんっぽいど氏の公式サイトにも書いてあるのでそちらも見てみましょう。
(内容は完全にネタバレを含むので、プレイしていない方は先に遊んでくることをオススメします!)
考察に関しては、完全にぷちなまの勝手な想像だと思ってください。
あくまで作品を楽しんだ一人の戯言なので、正しいとは限らないです。一つの意見として温かい目で見ていただけると幸いです。
※未プレイの方はこちらからどうぞ
それではぷちなまの勝手な攻略・考察記事にお付き合いください!
攻略・エンディング分岐の行動
エンド C
おそらくほとんどの方が最初に辿り着くエンディングになると思います。
特に難しいことはなく、普通に物語を進めていくだけで辿り着けるでしょう。
「許してくれ」と書き綴られたノートに「ユルサナイ」と書かれた瞬間彼が現れ・・・。
主人公と彼との思い出の写真がスクロールされていくエンディングです。
エンド B
2つ目のENDに辿り着く分岐点は、ノートの文章が「守ってあげられなくて悪かった」と書かれていた後の行動が重要になってきます。(セーブするならここがオススメ!)
この後に廊下で電話を3回かけます。(4回目からは彼の笑い声が聞こえてくる。)
そして部屋に戻って写真を見ると、世界がモノクロになってベッドの上に過去の彼があらわれます。
回想の主人公に話しかけ、廊下の椅子に座ってる回想の彼に話しかけてください。
そのまま玄関から出て物語を進めていくとエンド Bに辿り着きます。
「君が望むのならよろこんでそちらに行く」とノートに文字が出て主人公は・・・。
エンディングのスタッフロール画面は変わりませんが、違うBGMが楽しめます。
エンド A
最後に一番辿り着くことが難しいエンディングの分岐なのですが、エンド Bの回想が終わった後の行動が重要でした。
「守ってあげられなくて悪かった」の後、電話を3回かけ、主人公と彼の回想に話しかけたあとに現実の世界へ戻ります。
廊下に出た後、下の画像のドアを複数回調べれば中に入れるので、包丁を手に入れて先に進めばEND Aに辿り着きます。
大切な彼を殺した犯人を見つけ出し、持っていた包丁で・・・。
スタッフロールでは主人公と彼が寄り添って眠る素晴らしいイラストと共に終わりました。
ざっくりストーリーまとめ
それではストーリーをまとめて、細かい部分を考察していきましょう。
(※ここからはストーリーのネタバレが多く入っているので、ご理解の上読み進めてください!)
「CONANROOM」は主人公がベッドから起きる場面から物語がスタートしていきますが、事件が起きる前のストーリーをざっくりとまとめていきます。
同性愛者の主人公は売れない絵描きの彼に恋をして、廃れた集合住宅で一緒に暮らし始める。
主人公は彼を支えるために仕事漬けになり、彼は飼い猫のように主人公の帰りを待っていた。
幸せに暮らしていたある日、家で殺人事件が起きて彼が殺されてしまう。
大切な人を失ったショックで私は死んだように眠り、部屋をうろついて、彼に電話をかけ、日記を書くことを繰り返していく。
そして少しずつ私の気持ちは変化していく・・・。
ざっくりまとめると、話の流れはこのような感じでしょうか。
それでは気になる点の考察に移っていきましょう。
ストーリー内の疑問・考察!
疑問1・主人公と彼の関係
まず同性愛者の「私」についてですが、作中でも語っている通り「彼」に恋愛感情を抱いてました。
しかし「彼」が同性愛者であることや、恋愛感情を抱いている内容はありませんでした。
「彼の創る世界彼の存在に引かれた。」「私は、朝から晩まで働いた。」「彼は飼いネコのように私の帰りを待っていた。」という主人公の思いの強さがわかる内容と、少し距離感を感じる「あと少しお金が貯まったらもう一つベッドを買おう。」という内容から、もしかしたらパトロンのような関係だったのかもと疑ってしまいました。
しかし「彼」も台所の置手紙には「いつもおつかれさま。体には気をつけて。」「明日はおやすみだしゆっくり2人でおしゃべりしたいよ CONAN」と書き残していることから、好意を持っている事が伝わってきます。
最初に「恋人は絵を描くことが好きだった。」と主人公が言っているので、恋人=相思相愛の間柄で使われる言葉、だとしたら付き合っていたということなのでしょう。
「彼」も男性が好きだったという事なのかな。
疑問2・電話の相手
「CONANROOM」をプレイし始めると最初にかかってくる電話についての考察です。
内容は「大丈夫かい」「あぁ」「本当に残念な事件だったよ。…なんて声をかけてやればいいのかわからなくてもどかしいけど…ここのところ働きづめだっただろう。しばらくそばにいてやれよ。」「…ああ、ありがとう…」(わかりやすいよう相手は 、私は で囲んでいます。)
すでに「彼」は亡くなっているのに「しばらくそばにいてやれよ。」の言葉が気になったのでおまけのような考察です。
あくまで日本ではですが、人が亡くなると火葬や埋葬するためには、法律で24時間以上時間を空けなければいけません。
お通夜や告別式などを考えると、数日は「彼」の遺体が近くに存在しているはずです。
しばらくそばにいてやれ=埋葬されるまで彼の遺体のそばにいてやれ、という事かも知れません(この後のネコの考察で関係してきます。)
そして「働きづめ」と現状を知っており、若干の距離感を感じることから、会社の上司という可能性が高いのかな?
疑問3・ネコ
これもおまけのような考察内容です。
部屋のノートに「彼は飼いネコのように私の帰りを待っていた。」という内容が綴られた後に、廊下で登場するネコは恐らく「彼」。(目が赤いのは死んでいることを表現しているのかな?)
そして彼に関する内容が綴られている時にちょくちょく登場してきますよね。
ここで考察するのは、ネコがいる赤い部屋。(下に画像を用意しときます。)
この部屋では壁に赤い十字架が描かれている中にネコがいます。
先ほど電話の相手の所で「しばらくそばにいてやれよ。」の内容に触れましたが、この部屋はもしかしたら「彼」の遺体がある部屋かも知れません。
疑問4・部屋を覆っていく血のようなもの
最後の疑問は物語を進めていくと、部屋中に広がっていく血のようなものについて。
最初は殺人事件が起きた場所という事で、「彼」の飛び散った血かと思いましたが違うようです。
ここで2つの画像を見ていただきましょう。
部屋に広がる液体のようなものは、血よりも黒い事がわかるでしょうか?
製作者のじゃむさんっぽいど氏の公式サイトでも、「黒い液体」と表現されているので彼の血液とは違うものでしょう。
それでは何なのか? 推測ですがこの無限ループする部屋では主人公の心情が投影されていて、心が闇に染まっていく表現なのかと…。
作中で入れるもう一つの闇に包まれた部屋は主人公の部屋で、すでに心を闇に包まれて閉ざしてしまっていたのかもしれませんね。
エンディング考察!
考察1・エンドC
それではエンディングの考察をしていきましょう。
ノートに書き綴られた内容を順にまとめると、「もし私がそばにいたら彼は生きていたのだろうか。」「だがすぎた事はもう戻らない」「せめて彼をもっと愛して一緒にいることができたら」「彼は私を恨んでいる」「守ってあげられなくて悪かった。」「どうか許してくれ」「お願いだ」「許してくれ×複数乱れ書き」「ユルサナイ」となっています。(序盤は省いてます。)
エンドCでは主人公が自分を責める言葉が多く語られていますね。
仕事漬けの日々で一緒の時間が少なかった、その現場にいればきっと彼を守れたはず、といった気持ちが伝わってきます。
そして助けなかった「私」を「彼」は許さないだろう…。きっと恨んでいる…。と言った思い込みを強くしていった結果、幻覚の彼が現れて・・・といった結末だと考察しました。
考察2・エンドB
「守ってあげられなくて悪かった」から分岐する、エンドBについて考察していきましょう。
三回電話をかけて部屋に戻ると、ネコがいて写真が2人に戻っています。
そして回想シーンに入るのですが、内容は「とりあえず住める程度には片付いたな あと少しお金が貯まったらもう一つベッドを買おう。 しばらくこのままでもいいけど…」「そうだね ありがとう。」
廊下で「彼」の回想の内容は「仕事いってくるよ おそくなるから先にねてて 愛してる」「気をつけてね」
そして進んだ先の部屋では「許されなく良い」「もう一度君に恋がしたい」「君のいない世界はいらない」「君が望むのならよろこんでそちらに行く」といった内容がノートに綴られています。
こちらのエンディングでは、2人の幸せだった思い出が多く語られていますね。
最後に綴られていた内容から考察すると、彼に会いに行くために後追い自〇でしょうか?
考察3・エンドA
最後に到達するのが難しかった、エンドAの細かい部分を考察していきましょう。
エンドBで回想までは考察していたので、台所のドアを開けた後からのストーリーです。
台所にあったノートの内容は、「今日もカレーを作っておいたよ。あっためてたべてね。」「いつもおつかれさま。体には気をつけて。」「明日はおやすみだしゆっくり2人でおしゃべりしたいよ CONAN」といった内容です。
そして包丁を持って彼の部屋に戻るとノートには「それなのにどうして そんなにやさしい顔で私を見るんだ 君が私を許してくれても 私は許せないよ 君との時間をうばった男のことを」。
そして家を出た後は、復讐の物語が・・・。
主人公と犯人の会話は「今から言う三つの質問に答えてくれ 君が彼を…CONANを殺したんだろう?」「…そうだよ」「…どうして彼を殺した?」「…女なら誰でも良かった… 強姦してから殺すつもりだった」「…では、彼は最後に何と言っていた?」「そんなの覚えてない …どうしてあの男にそこまで執着するんだ? そんなコトを聞くためにケイサツにも通報しないで一人で俺を探していたか? …頭がイカれて… …お、おい お前…やめろよ」「…彼が許しても 私は許さない。」といった内容です。
内容からわかる通り警察に通報せず、自身の手で復讐を果たすという結末でした。
犯人が女と間違えるほどCONANは中性的な顔をしていたのでしょう。
もしかしたら男だとわかって激高し、部屋が血だらけになるほどCONANを・・・。
最後の考察として、エンドAのエンディングのイラストについて!(画像は下の方で)
ネコの考察と繋げたぷちなま的考察だと、CONANの遺体は部屋に眠っているハズです。
CONANの復讐を果たした彼が、部屋に戻って彼の横で眠りについたのではないかと・・・。
まとめ
同じ部屋をループしていく「CONANROOM」という作品は、考察すると深い物語だったと感じれる面白い作品でした。
同性愛と暴行目的の殺人事件、そして残された人間の心の変化を表している所が素晴らしいですね。
今回考察した内容は、あくまでぷちなまの勝手な考察なので、全てを信用せずに自身で考察を楽しんでいただきたい。
最後に「CONANROOM」のDLリンクと、じゃむさんっぽいど氏のHP/Twitterのリンクを貼っておきますので、興味がある方は覗いてみてください。(「CONANROOM」DLページ/HP/Twitter)