ふしぎな家で振り返るかけがえのない時間。「ネコとワタシと雨の家」【感想・評価・レビュー】

PC

出会いの嬉しさ、別れの悲しさ、その全てが大切な思い出・・・。

ど~も!昔飼ってた猫が亡くなったことを思い出して号泣してたぷちなま(@Gamer’s Life)です。

今回プレイしてきた作品は、ネコ好きの方にはたまらない作品「ネコとワタシと雨の家」。

ふり~む!で真木まこと氏が配信されているフリーアドベンチャーゲームになります。

かわいいイラストで紡がれるストーリーと探索で物語を進めていくのですが、動物に愛情を持ったことがある方には心に刺さる内容でしょう。

主人公のネコに対する愛情の深さはかなりのもの・・・。

心当たりがある方はプレイする前にハンカチの用意を忘れずに!

それでは、ネコと一緒に歩む人生の楽しさと悲しみが詰まった作品「ネコとワタシと雨の家」の面白さを、感想と共にレビューしていきますのでお付き合いください。




かんたんなストーリー紹介

「わたしはあなたを ネコ と呼び、わたしはわたしを ワタシ とよんだ。」

「だからきっと、わたしのなまえは ワタシ だとあなたは思ったことでしょう。」

目が覚めるとそこは知らない部屋。

どこからともなくネコの鳴き声が聞こえる・・・。

「ネコ、どこにいるの?」

穏やかな雨音とピアノの旋律が聞こえるふしぎな家で、あの子を探していく・・・。

「ネコとワタシと雨の家」の楽しみ所!

嬉しさと悲しみを思い出すストーリー

まずこの作品は、動物などの生き物に愛情を注いだことがある方に深く刺さる物語になっています。

ふしぎな家を探索していくのですが、可愛いイラストと共にネコとの思い出が綴られていきました。

ネコとの出会った日の思い出、楽しく遊んだ思い出、好きな食べ物を知った思い出、そして別れの思い出・・・。

一緒に暮らしてる時間がかけがえのないものだと再認識させられ、とても悲しく心がほっこりする物語でした。

(ちなみにぷちなまは幼いころ真っ白なネコを飼っていたのですが、その時の記憶が蘇ってきて思わず号泣・・・。)

思い出を紡ぐための謎解き

「ネコとワタシと雨の家」はアドベンチャーゲームなのですが、謎解き要素はほとんどありません。

行動と探索は、ネコとの思い出を蘇らせるきっかけなんです。

ネコのご飯がある部屋、遊ぶのが好きだった棚がある部屋、そして仮面をかぶったヨヌという謎の人物がいる部屋など、訪れた先で色んなネコとの記憶が見れます。

そのたびに主人公が思い出す記憶を自分が飼っていた猫と重ねしまったので、自分の心の中にある思い出の部屋を探索しているようで楽しめました。

あなたも深くしまった思い出があるのなら、この作品と共に探索してみてください。

考察したくなるささやきの家

プレイした後に色んな謎が残る作品ですが、ぷちなまなりに色んな考察をしてみました。

(※かなり自信がないので、一つの考察として温かい目で見てください。)

まず「ささやきの家」は主人公が愛猫を亡くし、現実を受け入れたくなくて引きこもった心の中だと感じました。(外に降る雨は心の涙なのかな?)

至る所にネコと一緒に暮らした思い出があり、いなくなったことを受け入れられない。当たり前のように一緒にいた時から進めないでいるのでしょう。

そして「ヨヌ」と名乗った謎の人物。ヨヌ=霧雨(煙雨)という意味もあるみたいですね。

身体を優しく包むように降り注ぎ、太陽が出れば消えてしまう存在。

最後に「…さよなら わたし」とひらがなで呼んでいることから、ネコとの思い出から離れたくない心の中のもう一人の主人公なのかな?

そして木の下にいた猫は、悲しみから心の殻に閉じこもってしまった主人公を見ていられなくて、前に進ませようと迎えに来た亡くなったネコでしょう。

かなり自分勝手な考察ですが、ぜひともプレイして自身の思い出と重ねて考察してみて頂けたらと思います。




「ネコとワタシと雨の家」のここが残念・・・。

製作者の真木まこと氏の家族への愛情がしっかり伝わってくる「ネコとワタシと雨の家」ですが、残念な部分もありました。

動物好きの人には神ゲーになること間違いなしですが、経験がない人には作品の良さが全て伝わらないという事・・・。

泣きゲーと呼んでもいいほどの名作なのに、非常に残念です。

ぷちなまの勝手な要望なのですが、もしこの作品に関する物販を作られるのなら、回想イラストで描かれた「ネコとワタシと雨の家 絵本Ver」をぜひとも作っていただきたい!(同じ猫好きの友人に読ませてあげたい!)

まとめ・感想

動物と一緒に暮らすことの楽しさと悲しみがしっかりと込められた「ネコとワタシと雨の家」は、人を選ぶ作品ですがぷちなまにとっては神ゲーでした!

長らく心の奥底に閉まっていたネコとの思い出を蘇らせてくれた真木まこと氏に、感謝の気持ちを伝えたいですね。

アドベンチャー要素のあるノベルゲームみたいな作品なので、操作が苦手な方でも難なくクリアできる作品でしょう。

最後のネコを迎えに行くときの主人公の言葉は、失う悲しみを知っている方なら共感して涙すること間違いなしです。

ふり~む!で無料配信されているので、興味を持った方はぜひプレイしていただきたい。

最後に「ネコとワタシと雨の家」のDLリンクと、真木まこと氏のHP・Twitterリンクを貼っておきますので、気になる方は覗いてみてください。(「ネコとワタシと雨の家」DLページ/HP/Twitter




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