呪われた一族に襲い掛かる恐怖!「怨溺ーONDEKIー」【感想・評価・レビュー】

ホラー

廃村で行われていた生贄祭。恨みは果たされるまで終わらない。

ど~も!最近フリーゲームのクオリティが非常に上がってきていることに感動しているぷちなまです。

今回プレイしてきた作品は音と映像と追われる恐怖、そして最強のストーリーを体感できるホラーゲーム「怨溺ーONDEKI-」。あるまソフトさんが配信された探索ホラー作品になります。

フリーゲームとは思えないほどに作りこみが素晴らしく、ヘッドホンから聞こえてくる水や風などの様々な音が怖さにつながり、先に進むことを躊躇させるほどでした。

さらに、突然現れる「あまにえ様」に追われる恐怖はかなりのもの・・・。

もちろんストーリーや操作性、世界観や謎解きの難易度なども、非常に遊びやすく作られているので、初心者でも遊びやすい!

そしてプレイ中に明らかになる過去の出来事や、クリア後に明かされるその後の物語が考察好きにはたまらないでしょう。(続編を匂わせる終わり方も最高!)

(あるまソフトさんの処女作「斧鬼-魍魎の棲む家-」もかなり面白いので要チェック!)

それでは人間の闇が見えてくる呪われた一族の物語「怨溺ーONDEKIー」の面白さを、感想と共にレビューしていきますのでお付き合いください。

※少なからずネタバレを含みますので、未プレイの方はご理解の上お進みください。




かんたんなストーリー紹介!

主人公は退屈な日々を過ごす高校生の「修一」は、いつものようにバスに乗っていた。

様々な人生が交錯し、出会いと別れを繰り返す場所・・・。

修一は嫌な気分の時、あてもなくバスに乗って乗客を眺めて気分転換をするのが習慣になっていた。

宿命を背負う少女と出会うことになったとも知らずに・・・。

篠突く雨が煙る午後、突如激しい衝撃がバスを襲った。修一が目を覚ますとそこは崖の下。目の前には乗っていたバスが炎上していた。

激しい雨とひどい寒さから迷い込んだ山奥の廃村。その村はかつて恐ろしい出来事が起こっていた場所だった。

同じく迷い込んだ「春奈」との出会いをきっかけに、一族を襲う呪いに巻き込まれていく・・・。

この作品の楽しみ所!

作りこまれたグラフィックから伝わる恐怖!

怨溺のマップは2Dで作られ、トップビュー(上から見た視点)で物語を進めていくのですが、細かいところまでで作りこまれているので不気味さはかなりのもの。

廃村では人間の骨が吊るされ、荒れ果てた家の中では水が侵食し、いたるところに人間の〇体が転がっていました。

絶妙な暗さの中、主人公の前だけがライトで照らされてはっきりと見えるので、先に進むまで何があるかわからないところが非常に怖い。

そんな一つ一つの要素から伝わってくる怖さや不気味さが一つになって、プレイヤーに恐怖を刷り込んできます。

2Dの可愛さがあるとはいえ、体感する恐怖はかなりのもの。苦手な方は一人でプレイしないほうがいいかもしれません・・・。

荒れ果てた家具についたシミ、血の跡、床一面を水に侵食されているところまで恐ろしいほど作りこまれているので、そこも楽しんでいただきたいと思います。

音と仕掛けがヤバい!

先ほどグラフィックだけでもかなりの怖さだと紹介しましたが、音と仕掛けもヤバいんです・・・。

風の音に水の音、足音やドアが開く音など、様々な音や効果音が使われているのですが、「ゾクッ」や「ビクッ」は当たり前!

この音に対するこだわりもすごく、不気味さを感じさせる音などは少し小さく、足音や怖い音は少し大きめなのでそこにも怖さがついてきます。

ヘッドフォンでプレイすると、右から聞こえてくる音と左から聞こえてくる音が違うなど、不意の変化で急に意識を持っていかれました。

静かな空間で鳴り響く効果音と、突如流れる不穏な音色、この怖さは自身でプレイして体感していただきたい・・・。

神出鬼没の「あまにえ様」に襲われる!!!

怨溺の一番怖い部分というのが、あまにえ様と呼ばれる不気味な存在に追われること・・・。

水のある所ならどこにでも現れ、かなりのスピードで襲い掛かってきます。(プレイ中は決まった場所でしか現れませんが。)

捕まると即死!ロッカーに隠れることで難を逃れることができますが、目の前で隠れると静かに扉を開けられてしまいます。(夜廻りという作品の隠れた時のような演出。)

逃げているときに障害物を倒したり、大きな荷車をどけなければならない場面があったりと、焦りからか迫ってくる緊張感はかなりのもの!

しかしあまにえ様は、この村で起きた残虐な出来事の被害者が望んだ存在であり、物語を進めるごとに襲ってくる理由が明らかになっていきました。

土地神としてまつられていたあまにえ様が恐ろしい存在になってしまった真相は、実際にプレイして解き明かしてください。

人間の光と闇が見えてくるストーリー

バスの転落事故がきっかけで、恐ろしい廃村に足を踏み入れた修一。そして村にとらわれた「春奈」と出会ってしまったことで、物語は廃村の真相へと進んでいきます。

その村で呪われた一族として恨まれていた柏葉一族の先祖が犯した残虐な出来事は、欲望にまみれた人間の闇が色濃く伝わってきました。

そしてヒロインの春奈の苗字は柏葉・・・。(察しのいい方ならもうお気づきでしょう。)

先祖が犯した罪を受け入れ、自分を犠牲にしようとした春奈や、身の危険を顧みずに春奈を助けようとした修一の姿からは、生きようとする人間の優しさが見えてきます。

敵にも味方にも理解できる理由があり、どちらにも感情移入できる悲しい物語は神ゲーとしか言いようがありません。

そしておまけで語られるその後のストーリーは、さらなる恐怖の入り口となっていますので、そちらもしっかりとみてください。




この作品のここが残念・・・。

世界観・ゲームバランス・ストーリー・怖さ。謎解きの難易度・逃走の難易度、はっきり言ってどれも満足できるレベルで作られているので、はっきり言ってい不満はナシ!!!

だ、作者の狙い通りなのか、おまけ部屋で見せられたその後のストーリーに残された謎が気になって仕方ない・・・。というところが不満でしょうか?

「早く続編を出して欲しい!」と望んでいるのはぷちなまだけではないハズ!

あとは、作者のあるまソフトさんが重度のネタバレを望んでないので、考察した記事が書けないのも残念・・・。

過去の柏葉一族が行っていた残酷な内容を、考察してまとめてみたかったです。

と、いうことで、ご自身でプレイして考察を楽しみましょう。(マジで楽しかった!!!)

まとめ・感想

約1時間ほどの短い時間で、様々な謎解きやしっかりしたストーリーを体感できる「怨溺ーONDEKIー」は、怖さも想像以上の神ゲーでした。

DEMO版をプレイした時から期待はしていたのですが、想像を超える面白さに非常に満足。

怖さだけではない物語に加え、クリア後にTwitterに隠された謎を解いて、手に入れたパスワードでおまけ部屋に入れる遊び心は最後まで楽しめる要因でした。

そこで語られるその後のストーリーと、使用曲やキャラ設定などの裏事情がのぞけるおまけ部屋の存在は素晴らしかった。

ぷちなま的には今年遊んだフリーゲームの中で、TOP3に入るほどお気に入りの作品です。

ホラー要素は結構強めなので、苦手な方はプレイしないほうがいいでしょう。大丈夫な方は一度挑戦してみることをオススメします。

※あるまソフトさんが作られた前作「斧鬼-魍魎の棲む家-」も非常に完成度が高いので要チェック!

最後にあるまソフトさんのゲームのDLページ、Twitterのリンクを張っておきますので、興味のある方は覗いてみてください。(怨溺 DLページ/Twitter




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