無限に繰り返される夜。1人の犠牲を決めるまでは・・・。「まことメビウス」【感想・評価・レビュー】

ホラー

突然話しかけてきたクラスメイト。それは少女のSOSだった。

ど~も!ぷちなまです。

今回紹介していく作品は、誰かが死ななければ終わらない世界で1人の少女を救うゲーム「まことメビウス」。CHARON(カロン)さんが2013年に配信したメビウスホラーADV作品になります。

学校で隣の席になっただけの話したこともない女の子。「私は、死んだ方がいいのかな・・・?」なんて話しかけてきたらなんと答えますか?

SOSのサインとも思えますが、本気じゃないならかなりめんどくさいタイプの女の子でしょう。

まことは可愛いので助けてあげたい!そう決断したあなたはぜひプレイしてみましょう。

それでは1人の少女を助けるために1人の犠牲者を選んでいくゲーム「まことメビウス」の面白さを、感想と共にレビューしていきますのでお付き合いください。

※少なからずネタバレを含みますので、未プレイの方はご理解の上お進みください。




かんたんなストーリー紹介!

「メビウスさんって知ってる?」「過去を一つ書き換えてくれるんだって・・・。」

主人公の「わたろー」はクラスでも冴えない少年。隣の席に座る「まこと」とは、ほとんど話したこともない

ある日まことが唐突に話しかけてきた。「私は、死んだ方が良いのかな?」

そしてその夜、突然彼女は死んでしまった。

わたろーはまことを助けるために過去を一つ書き換えてくれるメビウスさんにお願いしてみるが・・・。

この作品の楽しみ所!

謎に包まれたまことの死・・・。

いきなりですが、今作のヒロインは早ければ開始から数分で死んでしまいます。

まことは自殺なのか他殺なのかもわからぬまま、わたろーに最後に話しかけてその夜に帰らぬ人に・・・。

ただのクラスメイトだったまこと。その親友のみきお(女)が話しかけて助けを求めていた事を伝えられました。

そして過去を一つ書き換えてくれるメビウスさんの話を聞き、まことを助けるためにお願いしたことで、わたろーがたどり着いたのはまことが死んだ日2013年6月23日の夜。

なぜまことは死ななければならなかったのか?それはひとつのEDで明らかになりますが、今作の父親もなかなかのクズでした。

探索メインなのでまこととの絡みは少ないですが、グラフィックも上がって可愛いので注目していただきたい。

探索で見えてくるまことの家庭環境

メビウスさんにお願いしたことで、事件が起きた日のまことの家に入ることになるのですが、そこからまことの優しさと家庭環境が見えてきます。

(玄関では全国共通のセーブポイント、「うさ」がお出迎えしてくれますよ。)

特に興味深かったのが、6月21日から綴られているまことの日記。

そこには笑えなくなった理由や、大好きなお父さんを助けてあげたいという優しいまことの姿が見える反面、心がないものに生まれたかったなど、精神的に病んできている部分も見えてきます。

少しずつわかってくる心理描写や家庭の問題などが、作品への没入感を高めてくれるのでしょう。

まことが心の底から信頼している父親が、いったいどういう人間なのか?それは実際のプレイで確かめていただきたいと思います。

わたろーが選ぶ犠牲者。すべてのEDが悲しい結末

過去を一つ書き換えてくれるというメビウスさんなのですが、結末は変わっても行きつく先は同じです。

この夜に誰か一人が死ななければならない・・・。

それはまことの親友のみきお・まことのお父さん・まこと本人など、様々な選択肢があることは勘の良いあなたなら気付いているでしょう。

もし誰も死なない未来を選んだとしても、必ず一人の人間が犠牲になります。

まことを救うためにたどり着いた23日の夜。まことに関わる人間が死んだとしても、まことには幸せな未来は訪れない。

まことの幸せを守るため、TURUENDでわたろーが選んだ選択は・・・。(とても優しく、悲しい結末でした・・・。)




この作品のここが残念・・・。

今作では探索メインという作品なのですが、全てのエンディングを回収するには少しわかりにくい部分が多かった気がします。

ヒントらしきものはなく、唯一手に入れられるアイテムの包丁を持つのか持たないのかが重要なフラグです。

基本的に謎解き要素などもないので、ただただ違う結末を求めて同じマップを行ったり来たりする部分がストレスになるかもしれません。

しかし前作の「赤ずきんDS」から、プレイヤーが選ぶことで全く違う結末が見れるなど、CHARON作品の進化具合が楽しめて面白いです。

それぞれのエンディングで、一人一人がどんなキャラなのかわかっていくので、全てのエンディングを楽しんでください。

まとめ

今回はループ物の探索ホラー作品だった「まことメビウス」は、主人公が選択できるものの一切の救いがないCHARONさんらしい作品でした。

個人的な意見ですが、CHARONさんの作品は登場人物の背景が非常に気になる所に魅力を感じています。(説明不足という意味ではないですよ。)

まことがあそこまで心を病んでしまった理由や、父親がどんな仕事をして追い詰められているのか。

もしかして話した事がないわたろーに声をかけたのは、TURUENDの結末を選んでもらう事が狙いだったのかも・・・。なんて考察をしたくなります。

父親がまことの服をはだけさせた場面でも・・・。

ヒロインのまことは可愛いけど陰鬱で、存在感を主張していない部分が逆に魅力的だと感じました。

探索する時間を含めると、全てのエンディングを回収するのに1時間~1時間半ほどかかると思います。

興味を持った方や時間がある方はぜひ挑戦してみて下さい。

最後にCHARONさんのゲームのDLページとYouTubeチャンネル、Twitterを貼っておきますので、気になる方は覗いてみて下さい。CHARONゆにば~す! DLページ/YouTube/Twitter)




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