「Missing Children | 行方不明」不遇な子供の問題に挑むいじめ探偵【感想・評価・レビュー】

アドベンチャー

同じ日に消えた3人の中学生!家庭が子供を苦しめる・・・。

今回紹介していく作品は、いじめ探偵として行方不明の子供を探していく「Missing Children | 行方不明」。Chilla’s Art(チラズアート)さんの最新作ADVゲームになります。

今作ではホラー要素は控えめながら、ゾクッとする演出に加えて個性的な登場人物が非常に楽しめた作品でした。

前作の「怨霊」から向上したグラフィックは非常に綺麗で、登場人物とのギャップがより不気味な世界を醸し出しています。

和風ホラーの雰囲気があふれる謎解きADVゲームなので、ストーリー重視の仕上がりです。

それでは1日で3人の行方不明者が出た事件の謎を解くいじめ探偵の物語「Missing Children | 行方不明」の面白さを、感想と共にレビューしていきますのでお付き合いください。

※少なからずネタバレを含みますので、未プレイの方はご理解の上お進みください。




かんたんなストーリー紹介!

ある日、いじめ探偵をしている佐藤の元に一本の電話が入った

電話の相手は警察官の山田。内容はいじめ探偵として頑張っている佐藤の噂を聞きつけ、力を借りたいとの事。

詳細を聞くため、約束した交番で落ち合う事になった。

話を聞くと、今日1日で中学生が3人も行方不明になったらしい。

いじめ探偵の佐藤は、山田に紹介された警察官「船橋」と消えた子供の行方を追っていく。

この作品の楽しみ所!

グラフィックの向上で不気味さが増した世界

行方不明になった中学生の手掛かりを見つけるため、住宅街や霧に覆われた山などを探索していくのですが、グラフィックが綺麗になった事で不気味さがしっかりと伝わってきます。

建物内の家具一つ一つも立体的で、違和感を感じないのでゲームに没入する事が出来ました。

外を探索している時の草や木々、古びた階段の雰囲気がしっかりと伝わってくるので非常に不気味!

今回はホラー要素が少ないのですが、このグラフィックと雰囲気、作りこまれたストーリーでホラーゲームが作られるとしたら絶叫しないわけがない。

Chilla’s Artさんの「怨霊」以前の作品をプレイしたことがある方は、この進化をより体感できると思います。

キャラのいびつさと相まって、異世界に迷い込んだような雰囲気にさせてくれるので、気になる方はお試しを・・・。

歪んだキャラ、それより個性が強すぎる!

グラフィックは非常に綺麗なのですが、登場する人物たちの顔は歪んでいて非常に不気味。

平面の顔を張り付けただけのような異常な姿が、ただの警察官や村人なのに怖い!そしてなぜか笑える!

この不気味さを紹介していくのも面白いのですが、キャラの強すぎる個性が非常に面白い。

高圧的なミズキの母親から始まり、マスクがないからお面を被る少年、一区画100円で草刈りをしているおじいちゃん、酒を求める無気力な中年などなど。

思い返せば一緒に行動する警察の「船橋」のむかつくしゃべり方とやる気のなさで察しておくべきだった・・・。

3人の行方不明者、謎を追うごとに繋がるストーリー

同じ日に起きた3件の行方不明事件。調べていくうちに3人の中学生の関係性や交流手段など明らかになっていきます。

行方不明の3人の中学生はインターネットのチャットで交流しており、それぞれが悩みを抱えていた事が分かっていきました。

いじめや子供にとって不幸せな家庭環境の中で育った子たちは、心に深い傷を負っています。

そして作中で明かされる中学生男子の自殺。それが主人公と大きなかかわりを持っていた事も・・・。

中でもみずきの母親が行っている行動は闇が深く、非常に面白かったのでプレイする方は要チェック!




この作品の残念な所・・・。

不気味ではあるが、怖くはない・・・。

今までホラー要素の強い作品を作り出してきたChilla’s Artさんですが、雰囲気はそのままに怖いと感じる部分はありません。

ストーリー重視のADV作品と知っていたのですが、。Chilla’s Artホラーを求める方には残念でしょう。

前作の「怨霊」がホラーよりだっただけに少し物足りない感もありました。

で・す・が、怖さと面白さが詰まった「怨霊」。しっかりしたストーリーと面白さが詰まった「Missing Children | 行方不明」。

この2つの作品の次に作られるゲーム・・・。期待感が高まりまくりです!

眩しすぎたり暗かったり・・・

今作をプレイしていて気になるところと言えば、光源が少しおかしく、暗すぎたり眩しすぎたりする場面が多かったこと。

持っている懐中電灯もほとんど意味をなしていません。

電気を消してプレイしていれば暗い部分は見やすいが、明るい所では非常に眩しい!明るい所でプレイすると暗いマップが見えない・・・。

敵から逃げる系の作品ではなかったので、PCの調節などはしませんでしたが、気になる方は調整しながらプレイする事をオススメします。

支援者のポスターが強調しすぎている

Chilla’s Artと言えば支援している方が作品の中に登場してくることで有名ですが、今作では暗い画面の中で圧倒的な存在感を出しています。

支援している方なので大事にしたい気持ちはわかりますが、ゲームの雰囲気を邪魔するほど強調しなくてもいいかも・・・。と思ったのが正直ない感想です。

大物YouTuberの方たちが応援しており、ファンの方たちには楽しい所でもあると思います。

有料ゲームなのでもう少し控えめにしてもよかったかなぁ。

まとめ

今回ストーリー重視という事で、若干の不安があった「Missing Children | 行方不明」でしたが、終わってみると非常に満足のいく物語だったと思います。

バッドエンドとハッピーエンドの2つのエンディングがあり、どちらも非常に興味深い内容です。

何よりもこの作品でChilla’s Artさんの作品への期待感が非常に高くなりました。

家庭で起きる問題、そこから逃げられない子供達の葛藤・・・。

いじめ探偵がこの事件を解決した後の、幸せそうな子供達を次はあなたが確認してください。

前作の「怨霊」のレビューも書いてますので、興味がある方はこちらから「Onryo 怨霊」惨劇が起きた場所。恐怖はここから始まった【感想・評価・レビュー】




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