「大神 絶景版」神がもたらす美しい奇跡!【感想・評価・レビュー】

アクション

和の究極グラフィックが生み出す美しい物語はまさに神ゲー

今回クリアしたPS4の大神絶景版は和風グラフィックのアクションRPG作品になります。

どこか懐かしい感じのグラフィックとBGM、簡単でわかりやすい操作性は遊ぶ人を選ばないほど楽しめる作品でした。

気軽に始めてみたのですが、ストーリーや演出が素晴らしく、ヤメ時を忘れてしまうほどその世界にのめりこんでいってしまいました。

和風のグラフィックに抵抗がある人でも始めてしまえばその面白さに入り込んでしまうと思いますので、未プレイの方はこの作品でしか味わえない世界観をぜひ試していただきたいです。

PS4/Xbox One/PC『大神 絶景版』 プロモーション映像




大神 絶景版の簡単なあらすじ

古代日本的な世界そ舞台とした日本画的なアドベンチャーゲームになります。

100年前の神木村という小さな村では毎年悲しい風習を繰り返していました。古い祠に棲む怪物ヤマタノオロチを鎮めるために毎年若い娘をいけにえとして捧げていました。

そして、その祭りが近づくと必ず白野威(シラヌイ)と名付けられた白い一匹の狼が姿を現し、村を徘徊して回っていたのでオロチの使いとして気味悪がられていました。

その年は神木村一美しいイザナミの家に白羽の矢が突き立てられました。

イザナミにひそかに思いを寄せるイザナギは今年こそはオロチを退治と心に決め、オロチの住む十六夜の祠へと向かっていった。

そこには八本の首を持つ恐ろしい姿のヤマタノオロチ待ち構えていた。

果敢に攻撃を仕掛けるイザナギだったがかなわず、絶体絶命の時に一匹の白い獣がその前に姿を現した。

それは神木村の近くに住み着く白野威の姿だった。その戦いには不思議な光景が繰り返されていた。

白野威に炎が迫ると突風が押し返し、鋭い牙が襲い掛かると大樹が生えてその攻撃を遮る。

互角に戦う白野威だったが、オロチには敵わず最後の力を振り絞り天に向かって遠吠えを上げた。

すると空を覆っていた暗雲が消えうせ、月が姿を現し、その光がイザナギの剣を金色の光が覆った。

最後の力を振り絞り、イザナギはその剣でヤマタノオロチの首を切り落としていき決着の時を迎える。

戦いの中、ヤマタノオロチの毒で瀕死の白野威をイザナギが村へ連れ帰ったが、村人に見守られ眠るように事切れた。

村に平穏が戻ると静かな場所に社を立て、像作ってをまつり、その勇敢な白い狼を「大神」と呼んだ。

しかしそれから100年が経ち、オロチを封印していた宝剣月呼が何者かに引き抜かれオロチが復活してしまう。

木精サクヤ姫の力で大神アマテラスも復活し、再びヤマタノオロチを倒してナカツクニの安寧を取り戻すために絵師のイッスンと共に旅に出る。

その世界観は3DCGを使った日本画風の世界で天照大神である狼の主人公アマテラスが今作の主な舞台「ナカツクニ」を走り回りの安寧を取り戻すために旅をする物語です。

独特の世界観とグラフィック

この作品は和風のグラフィックスの世界を3DCGで立体的に作られていて、独特の個性と温かみのあるのある世界を楽しむことが出来ます。

ストーリーの中には日本神話がベースになっていて、アマテラスやスサノオ、ヤマタノオロチ、サクヤ、イザナギなど、必ず聞いたことのある名前のキャラたちが登場し、ストーリーの中には舌切り雀やかぐや姫、桃太郎といった日本の昔話がモチーフになっているイベントなども登場します。

その一見関係のないような話が一つの作品としてまとめられていおり、この作品でしか味わえない世界を楽しませてくれます。

その中でも特に「大神おろし」という、敵を倒したり自然を取り戻した際に見られる自然を取り戻すムービーは浮世絵のようなタッチで華やかで美しいの一言です。

妖怪に汚されて暗い背景が一瞬にして元の大自然に戻る圧巻のムービーシーンです。

アニメーションの細かさも見どころで、操作する白野威のまるで生きているかのような動きと、駆け抜けた後に花が咲いていくなど大自然の一部であり神としての存在感も感じさせてくれます。

他にもこの作品ならではの美しさが随所に盛り込まれていますので実際にプレイしてその美しさを体感していただきたいです。

バランスがいい戦闘と筆しらべ

アクションRPG作品である本作ではマップに徘徊する敵と接触することで戦闘になるシンボルエンカウント式が使われているのですが、特定の異空間で様々な妖怪と戦うことになります。

その際、剣、勾玉、鏡の3種類の効果の違う武器を選んで装備し、さらに筆しらべというこのゲーム独特のシステムを使って敵を撃破していきます。

この二つの戦闘方法を使うことで、とてもテンポよく技を繰り出すことが出来て自分が上手くなった気になる爽快さがあります。

大神独特の操作、筆しらべという能力の紹介ですが、時を止めたようにその一瞬を切り取り、そこに筆を滑らせることで様々な奇跡を起こすことが出来ます。

移動や戦闘、汚された大地に生気を戻すなど、まさに森羅万象の神業を自分の操作で起こすことが出来ます。

このゲームの難易度はゲーム初心者でも大丈夫なくらい易しく作られているのですが、上級者がプレイしてもヌルい難易度ではなくどんな人でも楽しんでプレイできる難易度になっています。

ゲーム進行中のイベントや、戦闘中の特定の敵を倒すために謎解き要素が含まれていますが、ヒントも多くてちょっとしたことで気づける難しさです。

敵との戦闘では、特定の閉鎖されたフィールドに移動して個性的で馴染みの深い妖怪たちと戦うことになります。

そのフィールドの境目にはおどろおどろしい色使いと不安感をあおる文字(呪、鬼、魔、闇など・・・)が使われており、緊張感をより一層深いものにしてくれます。

個性的な登場キャラ達

どこか懐かしさを感じさせるキャラクターたちは輪郭がまるで墨で描かれているようなタッチで、愛くるしいキャラが多数存在します。

その魅力的なキャラクターを一部紹介していきたいと思います。

アマテラス(白野威)

今作の主人公の白い大神。100年前にヤマタノオロチを封印する戦いで差し違えて肉体を失っていたが、オロチが蘇ったことでナカツクニの危機を感じたサクヤの力で神木村の白野威の像に宿り復活する。

しかし人々の信仰心は薄れているうえに、13の筆しらべ(神通力)の力を失っているため全盛期に比べてその力ははるかに劣っている。

その姿は背中に神器(鏡、勾玉、剣)を背負い身体に隈取をしているが、その神としての姿は霊力の強い者にしか見ることが出来ず、普通の人間には何の変哲もない白狼にしか見えない。

ヤマタノオロチを倒し世界を再生するため、失われた筆しらべの力を集めるためにイッスンと共に旅に出る。

ちなみにモデルは駒ヶ根市光前寺の霊犬は弥太郎伝説(まんが日本むかしばなしでは「猿神退治」)がモデルとなっています。

イッスン

アマテラスの旅に同行することになった小さな妖精コロポックル。口は悪いが美人の頼みに弱く、情に流されやすい。

さすらいの旅絵師と名乗っており今回アマテラスの筆しらべに魅了され、その技を盗むために共に旅に出る。

アマテラスほどではないがないが筆しらべを使うことが出来、腰に差した宝刀電光丸の刀捌きも素晴らしい。

祖父のイッシャクは神々の姿を書き写し、人々に進行を広めた第6代天道太子で、本作の最終決戦ではイッスンも天童太子としての役割を果たし、感動のクライマックスへとつなげてくれる。

木精サクヤ

神木村のご神木「コノハナ様」の精霊で高い力を持っており、ヤマタノオロチの邪気も遮断する力を持っている。

しかし原告各地にある分身賽の芽の力を抑えられその霊力の大半を失っているが、ナカツクニの危機を感じアマテラスを復活させる。

ご神木は桜がモチーフになっており、着ている衣装は胸と尻に露出が多い作りで桃をかたどっている。(設定としては二段階、三段階と露出が多い設定があったがゲーム内では使われていない・・・)

ウシワカ

アマテラスの前に度々現れて不思議な予言を残していく陰陽師。その正体は月の民で、現在は西安京に本部を置く陰陽師特捜隊の隊長をしている。

ピロウトークという光の刃が伸びる笛を持ち、二刀流でアマテラスに戦いを挑んでくる。

一連の事件は彼が高天原に箱舟ヤマトを持ち込んだことが引き金となっている。

かつてオロチを相手にアマテラスと共闘したことがあり、その関係性と正体は物語の終盤で明らかになっていく。

ヤマタノオロチ

十六夜の祠を根城にしている大蛇。炎、闇、風、水、雷、光、毒、土の8っ本の首を持っており、それぞれに意思がある。

満月の晩の神木祭りの日に、神木村のいけにえを毎年一人ずつ喰らい百の生贄を喰らうことで常世の神となった。

100年前のアマテラスとイザナギとの戦いで宝剣「月呼」によって封印されていたが、イザナギの子孫スサノオがその封印を解き復活させてしまった。

しかし真の力は封印されたままになっており、その開放にはイザナギの血を継ぐ者との血盟が必要なためスサノオを誘惑し続けていた。

アマテラスとは封印される100年前より昔から因縁があり、本編の中で明らかにされていく。

キュウビ

神出鬼没の城塞「鬼が島」を根城にする大妖怪。竜宮に攻め入った際に龍王わだつみに妖器「キツネ管」を奪われ本来の力を発揮できなくなっていたが、アマテラスを騙し取り戻す。

九支剣を使用する上に、アマテラスと同様筆しらべの神通力を持っていてアマテラスの筆しらべに割り込んで使用してくる。

その正体は古狐で、ヤマタノオロチの怨霊の一つが宿るキツネの面によって九尾と化していた。

まとめ

この作品は10年以上前の作品がリマスターされた作品だが、長く愛されている理由はその個性的なゲーム性、ストーリー、世界観など様々な点で楽しませてくれる作品だからだと思います。

細かい所に目を惹く演出が施されていて、最初から最後まで楽しんでプレイ出来た上に最後には感動のストーリー構成など欠点が見つからないほど素晴らしい作品です。

美しさと笑い、懐かしさと感動、すべてが入り込んでいるのにバランスよくまとまっていて、その世界観を壊さないセンスが素晴らしいです。

登場キャラクターも可愛く、実際に生きているかのような行動が自然と物語に入り込ませられてしまいました。

ストーリーはまったりやって40時間かからないくらいでクリア出来ましたが、様々なやりこみ要素も意外と多く、物足りなさは全く感じません。

名作はいつまでたっても名作なんだと実感させられる作品です。

記事の中ではアクションRPGと紹介していますが、カプコン公式ではネイチャーアドベンチャー作品と紹介されています。

あくまでこの作品をただのゲームではなく大自然を冒険しているように遊んでほしいという願いが伝わってくるような作品でした。

正直この記事でその魅力の全てを語れていないと思いますので、興味を持った方はぜひプレイしていただきたいです。







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