ご近所と世界平和を守るため!サラリーマンはヒーローに!
今回遊んできた作品は、ネタのような特殊能力を持ったヒーローが活躍するレトロゲーム「超絶倫人 ベラボーマン」。
1988年にアーケードで稼働し、PCエンジンに移植された名作横スクロールアクションゲームになります。
本来カッコいいハズのヒーローなのに、やられると「あいた~」と叫んだり、攻撃するたびに「ベラボー!」と叫ぶ声は多くの方の脳に刷り込まれた事でしょう。
当時にPCエンジンの本体を買った後、すぐに購入して何度もプレイした懐かしい記憶が蘇ってきます。
(※別に各ステージ・ボス・裏技まとめの記事も書いてますので、そちらもよろしくお願いします。)
それではバカゲー要素満載のヒーローアクションゲーム「超絶倫人 ベラボーマン」の面白さを、感想と共にレビューしていきますのでお付き合いください。
かんたんなストーリー紹介!
舞台は昭和の高度経済成長期の日本。
主人公のサラリーマン・中村等(なかむらひとし)は残業の帰り道、アルファ遊星からやってきた謎の宇宙人から「銀の力」と「超変身物質(ヘラとボー)」を授かり、ベラボーマンに変身!
ご近所と世界の平和を守る使命を与えられた等は、世界征服の手始めに新田4丁目を侵略してきた悪の学者・爆田博士率いるロボット軍団と戦う事に。
爆田博士の地質転送装置によって送り込まれた3つの世界で野望を打ち砕く為、スーパーヒーローベラボーマンは戦っていく!
この作品の楽しみ所!
ヒーローになりきれていないベラボーマン!
ヒーローといえばカッコいい正義の味方を想像する方の方が多いでしょう。
しかしベラボーマンは、残業の帰りに変身させられた妻子持ちのサラリーマン。
伸びる手・足・頭を武器に、爆田博士の野望を打ち砕くために奮闘するのですが、情けない部分も至る所にあります。
ヘッドバットやジャンプパンチはカッコ悪く不格好、攻撃を食らうと「あいた~!」と叫ぶところがなさけなく、昭和のヒーローのようにあこがれる存在ではありません。
しかし伸びるパンチやキックをくりだす姿は、特撮ヒーローのようにカッコいい!
そんなバカゲーらしさと、ヒーローのカッコよさが同時に楽しめるのが、ベラボーマンの最大の魅力でしょう。
特撮ヒーローっぽい世界観!
レトロゲームにとって、昔を感じさせる世界観は魅力の一つ。
今回は高度経済成長期の日本が舞台といういこともあって、背景の大きなガスタンクやマップ上の電話ボックスなど時代を感じさせるものが多くあります。
登場するロボットも現代の人型などではなく、二足歩行の機械らしさ全開!
そこに特撮ヒーローのようなベラボーマンが登場してくるにので、完全に昭和の世界観です。
古さの中に懐かしさを感じる世代には、ゲームと世界観のWで楽しめる作品です。
登場キャラが個性的でよくしゃべる!
ベラボーマンには味方を含めた多くのキャラが登場してきます。
そのどれもが変わっていて、個性が強い!
α游星人や福引男、敵のボスだとベンジャミンやピストル大名、紅一点のわや姫など宇宙人から機械まで盛りだくさん。
攻撃を加えたときや登場した時に出る言葉から、そのキャラの性格が伝わってきて非常に面白いです。
その魅力的な登場キャラはしっかり紹介していきたいので、別記事にステージ・登場キャラまとめ記事を出しますのでお待ちください。
福引男だけは攻撃して絶対に怒らせないように!
この作品のここが残念・・・。
世界観やゲーム性はしっかりとしているのですが、アーケードから移植された作品だけに残念な部分があるのも仕方ないことです。
PCエンジンに移植される際、全32ステージが22ステージに変わってしまったこと・・・。
さらにボイスの減少など、当時にゲームセンターで遊んでいた方には残念な部分もあります。
しかし、ボス専用のBGMや吹き出しが追加されたりと、家庭用ゲーム機で追加された部分もあるのでPCエンジン版の魅力があることも確か!
あと、ステージは使いまわしなのと、若干単調な所が残念な所でしょうか・・・。
まとめ・感想
多くのPCエンジンファンの記憶に残る作品「超絶倫人 ベラボーマン」はバカゲーでありながらも、世界観を楽しめる神ゲーでした。
操作はシンプルなんですが、難易度は意外と高め!
当時クリアできなかった方もいるのではないでしょうか?
源平討魔伝を作成した「源平プロジェクト」がかかわっており、背景やセリフなどに源平討魔伝の要素が入っています。この時代のゲームには、多くの遊び心が込められていて最高!
世代を問わずに楽しめる名作レトロゲームです。
プレイしたことがない方も、昔遊んだ方もぜひプレイしよう!