いたずらとスケベで落とされた地獄!天界をめざして脱出せよ!
今回プレイしてきた作品は、様々な地獄を巡っていくアクションゲーム「妖怪道中記」。
1987年にアーケードで稼働し、1988年にはナムコからPCエンジンに移植された神作品です。
主人公の「たろすけ」が神様を怒らせて地獄に・・・。
脱出するために恐ろしい地獄を巡りっていくコミカルで恐ろしいゲーム。
久しぶりにプレイしてみると、幼かった当時にアーケードでクリアしていた記憶が本当なのか疑うほど難易度は高かったです。
(※妖怪道中記のステージ・ボス・裏ワザまとめ記事もごいっしょにどうぞ!)
それでは可愛いキャラクターが恐ろしい地獄を巡る物語「妖怪道中記」の面白さを、感想と共にレビューしていきますのでお付き合いください。
簡単なストーリー紹介!
主人公の少年「たろすけ」は、いつも村の人に悪さばかりする上にスケベ。
神様の手の上で寝ている間に罰として、地獄の入口へと運ばれてしまった。
生きながらに閻魔様の裁きを受けるべく、神様から授かった「妖怪念力」で自分の運命を切り開くべく地獄めぐりをすることに。
そして閻魔様の裁きを受けたたろすけの、運命やいかに・・・。
この作品の楽しみどころ!
可愛いキャラクターと恐ろしい地獄の住人
いたずら小僧のたろすけは、目がクリっとした可愛いキャラクター。
鬼と戦うときに助けてくれるご先祖様の霊「もんもたろー」非常に可愛いです。
しかしこの場所は地獄!出てくる敵はかなり恐ろしい姿の敵ばかり・・・。
色んな妖怪に鬼、池からは這い出ようとする見るも無残な人たちが襲い掛かってきます。
ステージは1面から「地獄入り口」「苦行の道」「幽界」「裁きの谷」「輪回界」と、地獄の雰囲気がしっかりと出ているので、非常に恐ろしいです。
世界観が伝わってくるBGM
地獄を巡っていくゲームなんですが、道中は非常にコミカルな音楽が流れてきます。
このBGMのせいで可愛いアクションゲームと勘違いしてしまいがちですが、ボスの鬼のところにやってくると一変!
ボス戦では不気味なBGMに変わり、倒した後には低いうなり声が聞こえてきます。
一気に地獄にいることを再認識させられるほど、緊張感が漂うBGMは忘れられない人も多いのではないでしょうか?
竜宮城で乙姫様が、アダルトな舞を見せてくれる時のBGMもレトロゲームらしさが伝わってきてGOOD!
輪廻界で決まる5種類のエンディング
地獄を巡り、三途の川を超えた先にいる閻魔大王が話してくれるヒントをもとに、5種類のマルチエンディングが用意されています。
その内容はランクが高い順に「天界」「人間界」「畜生界」「餓鬼界」「地獄界」となっており、輪回界ステージでたろすけがどんな行動をするかによって変わってきます。
(ファミコン版ではベストエンディングの「げえむ界」が追加されている。)
中でも「1コイン天界クリア」が非常に難しく、腕利きのゲーマーでも難しいらしい・・・。
我こそは!と思う方は、ぜひとも挑戦してみていただきたい。
この作品のここが残念・・・。
妖怪道中記は比較的高難易度の作品なので、理不尽に感じる部分があります。
主人公のたろすけは当たり判定が大きく、ジャンプ力も低いので、敵の攻撃を避けにくい。
敵の出現数も多いので、ゴリ押さなくてはならない所も出てくるでしょう。
さらに所見殺しのイベントも多いです。
色んな所で選択肢を求められるのですが、受け入れると大変な事になることも・・・。
2面のボス「青鬼」の要求をのんで持ち物をすべて渡してもバトルになり、アイテムは戻ってこない。
幽界ステージでは3万両出して亀を助け、竜宮城に入らないとクリアできないのですが、道中しっかり稼いでないと払えない。
お土産の玉手箱は一定確率で「一万両」もらえるのだが、運が悪いと老化してジジイになってしまう。(ジジイになるとスピード鈍化・気合弾を撃てない・時間経過で体力減少などのハンデが!)
選択肢には注意して答えましょう!
まとめ・感想
PCエンジンファンなら一度はプレイしているであろう「妖怪道中記」は、地獄の世界観と高難易度が楽しめる神ゲーでした。
昔アーケードで遊んだ思い出の作品なんですが、PCエンジンでしっかりと移植されていて満足度が高いです。
レトロゲームの「シンプルだけど難しくて面白い!」が体験できるので、誰が遊んでも楽しめる作品でしょう。
余談ですが、ぷちなまがこの作品をプレイした時、ホラー映画の「バタリアン」を見てしまっていて、池から這い出ようとしている人が怖すぎたトラウマを思い出しました。
ゲームをプレイしてみようと思ってる方は、映画も見てプレイしていただきたいですね。