【攻略】テキスト断片まとめ 初代「零 ~zero~」

PS2

物語の真相を知るための「手帳・スクラップ・テープ」まとめ

こちらでは初代「零 zero」の作中に残された資料等をまとめました。

「手帳」「スクラップ」「テープ」として残された内容からは氷室邸で起きた儀式の謎と、その謎を解き明かそうとした人物の記録が明らかになります。

入手するほど人物相関図も埋まっていきますので、「零 zero」の世界観をより楽しみたい方はコンプリートを目指しましょう!

テープ類は作中の音声動画も貼っているので、ゲームの雰囲気を楽しみたい方はそちらをどうぞ!




「手帳」

取材ノートの断片・5冊

取材ノートの断片(第一夜・縄の廊下)

8月20日

高峰先生の次回作の資料として、ある民俗学者の書物に、氷室邸についての記述があるらしいので、手配してくれとのこと。

各地方の神事や伝承についての書物。

著者/宗方 良蔵  タイトル/不明

8月22日

書物はみつからないが、その民俗学者について少し調べてみた。その学者は、氷室邸に住みこんでまで研究を続けていたらしい。

しかし、ある事件を境に一家全員が姿を消してしまった。

本は見つからなかったが、そのときの新聞記事をみつけることができた。失踪ということで扱いは小さいが、取材資料の足しにはなるだろう。

取材ノートの断片(第一夜・同時入手)

9月10日 11:00

先月の地震と、ふもとの村で起きた変死事件、さらにこの氷室邸には、何らかの関連性があるらしい。

次の小説のネタの話だろう。

先生は、かなりこの題材に入れこんでいるようだ。この様子なら、スランプも心配ないかもしれない。

9月10日 16:00

いつのまにか、玄関の扉が壊れている。 開かない。 他の出口を探さなければ。

取材ノートの断片(第一夜・同時入手)

9月11日

一昨日の夜から体調が良くない。いや、平坂さんに写真を撮ってもらってから…といったほうが正しいだろう。

この写真の縄は一体何を意味しているのだろうか…

取材ノートの断片 (第一章・玄関)

9月12日 また一本、縄が増えた。 縄が・・・。

取材ノートの断片(第一章・ふすまの先)

9月10日 13:10 この屋敷には、古い文字が刻まれた仕掛けがいくつかあるようだ。高峰先生に聞いてみたところ、数字と対応しているらしい。

前半はわかるのだが、後半は私にはわからなかった。音による当て字なのだろうか・・・

零=0 壱=1 弐=2 参=3 肆=4 伍=5 陸=6 漆=7 㭭=8 玖=9

それぞれが意味を持っているらしい。詳しくは帰ってから調べることにする。

兄のノート・1冊

氷室邸についての調査。 氷室邸は、かつては広大な土地を収める地主の家だった。それだけではなく、何かこの地方の神事にかかわる、特別な意味を持つ屋敷だった、ということだ。

(この神事に関しては、詳しい書物は見つからなかった。)

この氷室家最後の当主は、家人全員を惨殺したと言い伝えられている。 また、住んでいた一家が行方不明になるなどの事件も続いたため、現在はおとずれる人も無く、廃墟となっている。

神事の記述がないのも、正確な場所がどの資料にも記されてないのも、それが理由なのだろう。

9月24日 屋敷に入ってから嫌な気配を感じる。自分の身にも何があるか予測がつかないため、このメモを残す。 早く高峰さんたちを見つけなければ・・・手遅れになるかもしれない。




赤い手帳の断片・7冊

赤い手帳の断片(第一夜・控えの間)

8月20日 宗方良蔵という民俗学者が、氷室邸に伝わる様々な儀式を研究していたらしい。

研究書物を残していたらしいが、どうしても見つからない。どこかの図書館に写本でも残っていないだろうか。

8月30日 やはり書物は見つからない。編集部の緒方氏に手配してもらう。彼に頼んで見つかるとも思えないが。

赤い手帳の断片(第一夜・回廊二階)

8月27日

調べれば調べるほど、気味の悪い事件ばかりが起こっている。

先生の次回作にとってはうってつけの題材かも知れないが、正直、今回の取材は気が進まない。

何か、胸騒ぎがする。

この屋敷には行きたくない・・・と、思う。

けど、仕事であれば行くしかないし、そんな予感だけで、せっかくの先生との取材をふいにしたくない。

霊感が強い、というのも楽ではない・・・。

必要以上に情報を知ることができても、それが良いことであるとは限らない。

赤い手帳の断片(第一夜・大広間)

9月10日 20:00

玄関近くの鏡の前で、白い着物を着た、髪の長い女性の姿をはっきりと見た。

女性の手足には縄が結わえられ、それを引きずるように歩いていた。

そういえば、緒方さんも同じようなことを言っていたような気がする。

やはりこの屋敷には何かがいる・・・。

赤い手帳の断片(第一夜・弔いの間)

9月11日 06:30 また、あの白い着物の女を見た。あの女は私に語りかけている。私の霊感が強いことをわかっている。

女の名前は、キリエ・・・霧絵・・・?

これ以上近づかないほうが良いかもしれない。 近づきたくない・・・ 怖い・・・

赤い手帳の断片(第一夜・和人形の間)

9月12日 13:45

子供たちが遊んでいる気配がする。姿は見えないが、しきりに私を誘っている。鬼ごっこをしているのか、かくれんぼをしているのか・・・。

あの写真の子供たちかもしれない。

9月12日 16:30

あの部屋には、たくさんの首が並んでいる。氷室家の当主によって切り落とされた首たちが。私に語りかけてくる。

やはりここには来るべきではなかった・・・。その点では、私の霊感は正しかったのだ。

赤い手帳の断片(第一夜・階段廊下一階)

鏡が砕ける 砕ける・・・。 砕ける・・・。

屋敷の中に、たくさんの人が倒れている。たくさん・・・。たくさん・・・。みんな、何かから逃げようとしている・・・。

そして、その必死の形相のまま・・・。

屋敷の奥から、何かがやってくる。今まで感じたことの無い寒さ・・・。

もう、夢なのか、現実なのかわからない。

赤い手帳の断片(第一夜・いけすの部屋)

白い着物の少女が、しきりに何かを訴えかけている。

意識ははっきりしないけど、その声は不思議に頭に残る。

しかし、それを聞いたところで私はどうすればいいのだろう?

もう、この屋敷から出られやしないのに・・・。

くだかれた・・・ いつつの かけら かが み

せんせいに伝えて・・・ 呪いをとく方法・・・




黒い手帳の断片・6冊

黒い手帳の断片(囲炉裏の間・一階)

プロット メモ   高峰準星

地方にある村で起こる連続変死事件

次々に発見される、惨殺遺体。地方伝承の残酷な神事を真似た殺人事件。

自らの恨みを晴らそうとする男の行動と、伝承の奇妙な一致。

次第に、伝承に突き動かされていく男。平行して進行する伝承世界を舞台にした物語。

地震により発見される過去の記録たち。

物語は、過去との境目を失っていく。

7月24日 氷室邸について

氷室邸は、この地方を治めた大地主の屋敷、とされているが、元をたどれば、地方に伝わる、ある神事を執り行うための神殿が建てられていた場所だった、と言われている。

しかし、杜氏の人々はその神事をひた隠し、その名前を口にすることさえ、禁じられていた。

現在、その神事についての記述は、一部の伝承を除いてほとんど残っていない。

黒い手帳の断片(第一夜・荒れ果てた部屋)

9月13日 9:30

緒方氏の遺体を発見した。 両手足、首の五肢を引き裂かれている。

昔、この地方で起こった変死事件と同じとみて間違い無いだろう。

手元に落ちていた彼の写真には、五肢に縄のようなものが写りこんでいる。

この地方の伝承にある、五肢に縄をかけられる「縄の巫女」と何か関係があるのか…?

9月13日 12:10

巴くんの様子がおかしい。 先ほどから、しきりに意味不明の言葉を口にする。

縄…   鏡…

緒方氏のあのような姿を見た後では、取り乱すのも当然のことかもしれない…。

黒い手帳の断片(第一夜・桜のある中庭)

9月13日 15:00

巴くんの容態は、悪くなる一方だ。震えが止まらず、何やらしきりに、同じ言葉をつぶやいている。

心霊現象かどうかはともかく、早くこの屋敷から出たほうがいいだろう。

巴くんが動けないので、とりあえず、私一人で出口を探すことにする。

このまま待っていても誰も来てはくれまい。

黒い手帳の断片(第一夜・階段廊下)

9月14日 10:00

巴くんが「キリエ」と呼んでいた、あの女の外見は、伝承にある「縄の巫女」と一致する。

そして、巴くん、緒方氏の殺害方法も伝承にあるそれと酷似している。

あの女は、縄の巫女…だというのか。

黒い手帳の断片(第一夜・井戸のある裏庭)

9月14日 20:00

巴くんが集めてくれた資料の中に、氷室家に伝わる五枚の鏡についての一説がある。

その鏡は、この地方の災厄をはらい、異界との門を封じる、とされている。

この異常事態の原因は、その鏡ではないか。

先日の小さな地震で、この地方にある五つの神社の御神鏡が全て壊れた。

私が今回の作品を思いついたのも、その出来事を知ったことがきっかけだ。

たしか、持ってきた資料の中に新聞記事が入っていたはずだ。

現存する御神鏡は五枚、とされているが、一部の伝承にはもう一枚、「本体」の鏡が存在すると言われる。

屋敷内でみつけた、民俗学者の研究書にも、そう記述があった。(その研究書は、あの女から逃れる間に、どこかで落としてしまったようだが)

ここからは、私の推論になる。 先日、自身で破壊されたと言う、その五枚の鏡は、本体の鏡を「監視」する役割だったのでは、ということだ。

五枚の鏡が割れた原因は、地震などではなく、本体である「氷室御神鏡」の封印が、何らかの理由で壊れた印であり、そのことを我々に知らせる警鐘だったのではないか。

黒い手帳の断片(第一夜・深き森の参道)

これから私は、御神鏡が納められたとされる、氷室邸奥の神社へ向かう。

呪いにより四肢が縛られ、逃げることもかなわぬ私にできることは「壊れた封印を元に戻す」という、わずかな望みに掛けるしかないからだ。

鏡を手に入れるために必要とされる仏像は、既に4体まで発見した。

残りの一体の場所に関する古文書も発見している。

哀レナル巫女ノ魂ガ 神ノ御前ニ届ク様 大イナル鳥ノ足元ニ ソノ御仏ヲ奉ラン

上手くいけば、このメモは誰にも読まれず、私の次回作のプロットとなるはずだ。

最後に、私の助手であり、パートナーでもあった平坂巴くんに、感謝の意を表しておきたい。

彼女の残してくれた言葉がなければ、私は、この最後の作品を残すことさえ、できなかっただろう。

もし私が戻っていなければ、彼女を手厚く葬ってやってほしい。

9月15日 高峰準星

兄の残したメモ・6冊

兄の残したメモ(第二夜・和人形の間)

気を失っていたようだ。

高峰さんは、残念ながら手遅れだった。もう少し早く気付いていれば・・・。

この屋敷の霊は強い力を持っている。

どこかに、この呪いの元凶となる存在があるはずだ。これから、その存在を探す。

兄の残したメモ(渡り廊下)

屋敷の様子が変化している。

どうやら、霊たちは私を過去に誘っているようだ。

霊の力により、屋敷の一部が過去の姿に戻り、その時代の霊たちが、動き始めている。

この屋敷で何があったというのか。霊は、それを私に見せてどうしようと言うのか・・・。

兄の残したメモ(第二夜・箱庭を囲む回廊)

あの白い着物の女性からは、特別に強力な思念を感じた。恐らく、彼女がこの屋敷の呪いの元凶だろう。

この屋敷の犠牲者を、これ以上増やさないために、彼女を静めなければならない。

彼女がこの世に思い残している事をつきとめる。

一度捕まった私を解放した理由・・・それが、手がかりになるかも知れない。

兄の残したメモ(第二夜・上座敷)

目を潰された女性の霊は、音にだけ強く反応しているようだ。

音を立てないようにすれば、気づかれずにすむ。

兄の残したメモ(奈落橋)

深紅へ

不思議なことだが、時折深紅の姿を見ることがある。追いかけても、すぐに見失ってしまうのだが…。

おそらく今、この屋敷は時間がゆがんでいて、会うことができないのだろう。

私のことを心配して来てくれたのか?

もし、このメモを読んだのなら、協力して欲しい。

氷室家の呪いの元凶は、霧絵と言う女性だ。ある儀式で生贄になった彼女の悲しい記憶が、黄泉からあふれだした瘴気にさらされ、全てを呪う存在になってしまったようだ。

彼女はどうやら、想いをよせていた男性の面影を私に重ねているらしい。彼女がふれた時、そのことがわかった…

私はこのまま、彼女に会うつもりだ。

そうしなければ、この屋敷は犠牲者を出しつづけるだろう。

霧絵は、生贄となった自らの運命を呪いつつも、巫女の役割を果たせなかったことをくやんでいる。

子供の姿の彼女に会ったと思う。彼女は助けをもとめている。

その心が、二つに別れてまで…

深紅…彼女を救う手助けをしてくれ。

御神鏡で、門を封じなければ…

兄の残したメモ(禊ぎの道)

母さんが残した射影機について、少し気にかかることがある。

射影機は、母さんの遺品ということになっているが、もともとは、美琴おばあさんの持ち物だった。

雛咲家に養女に来た際、ただ一つ持ってきたもの、ということだ。

この屋敷で見つけた手記に、同じ「美琴」という名の少女が、この屋敷で不思議な力を持った写真機を見つけた、という記述を見つけた。

さらに、その「美琴」の母、つまり民俗学者の妻に当たる人物が、私達の母さんと同じような死に方をしたらしい。

母さんは、射影機の霊力にたえられずに発狂し、この世を去った。それが同じものだとしたら…

詳しい事情はわからない。ただ、射影機は、どうやらこの屋敷の呪いと深い関係にあるようだ。




霧絵の日記・6冊

霧絵の日記(最終夜・座敷牢)

窓から外を見たとき、お庭を歩く人をみかけた。

その人はこちらに気づかず、ゆっくり庭の木々と山々を眺めていた。

その人は、今日も庭を歩いていた。

一度だけ、こちらに気づいて、手を振ってくれた。

私は、なんだか顔が熱くなって、隠れてしまった。

このことを宮司様にお話ししたら、たいそう驚かれ、しばらく外を見てはいけないといわれた。

霧絵の日記(最終夜・座敷牢)

今日はお外を歩ける日。お屋敷の中庭を歩いていたら、客室から、あの人が出てこられた。

ここに来てから初めて、外の人とお話しできた。とても楽しかった。

あの人が会いに来てくれた。私を部屋から出してくれて、お外で色々なお花の名前を教えていただいた。

初めてのことばっかりで、また、顔が熱くなった。でも、今度は隠れたくはならなかった。

霧絵の日記(最終夜・座敷牢)

今日も、あの人が会いに来てくれた。

宮司様が、お庭に出てはいけないとおっしゃったので、お部屋で色々話をした。

お外のことを色々と話して聞かせていただいた。この人といると、とても・・・

とても・・・うれしい。

あの人と庭を歩いた。 なんて綺麗な桜の花・・・

あの人に出会ってから、私はいろんな事を教えていただいた。

もう、一人になっても寂しくなんかない。

霧絵の日記(第四夜・座敷牢)

もうすぐ、裂き縄の儀式がはじまる。当主さまや宮司さまたちは、みそぎに入っている。儀式のために、一族の者もこの屋敷にあつまって来たみたいだ。

いつも寂しいこの御屋敷が、今日だけは少しにぎやかに感じる。

一人の宮司さまが、私をじっとみていた。とても悲しい目だった。

私は縄の巫女・・・ 大切なお役目を果たさなければ・・・

でも・・・ 今の私に、巫女がつとまるのだろうか。

生きることの喜びを知ってしまった、この私に。

何の関係もないあの人を巻き込んでしまった、この私に。

霧絵の日記(最終夜・控えの間)

あの人が来られなくなってから、もう五日になるになる。

宮司様に聞いたら、里にお帰りになったとおっしゃられた。

どうして…突然…

もうすぐ会えなくなるのに。

あの人の夢を見た。

悲しそうな目で私を見る。何か伝えたいような…悲しそうな目で。

あの人は帰ったんじゃない。宮司様たちに…

どうして…

霧絵の日記(最終夜・控えの間)

私が、巫女になれなくなるから…宮司様はあの人を隠してしまわれた。

私があの人を巻き込んでしまったの…

私のせいで…

いっしょにいたかった…

ずっと、いっしょにいたかった…

ただ、それだけなのに…

女性の日記の断片・3冊

女性の日記の断片(第二夜・着物の間)

6月18日

あの写真機には、何かおかしな力があるようです。ありえないものが写りこんで。

美琴が写真機をかしてくれと、ねだりに来ます。

あれが何なのかはわかりません。

でも、この子には、見せてはいけない。関わって欲しくない。

何か、悪い予感がするのです。

女性の日記の断片(第二夜・琴の部屋)

6月24日

美琴が帰ってきません。

お友達と鬼遊びをすると言って、家の中から出ていないはずなのに。

あの写真機を持ったまま。

美琴のお友達も、四人とも帰ってこないなんて。まるで神隠しのように。

6月27日

美琴が神隠しにあってから3日が過ぎました。

全てがおかしくなったのです。この屋敷に越してきてから。あの写真機を拾ってから。

私もおかしくなってしまえればどんなにか楽なのに。

私には、もう、写真機がなくても見えるのです。

女性の日記の断片(第二夜・和人形の間)

6月10日

美琴はこのお屋敷が気に入ったようで、今日も、近くのお友達と鬼遊びをしています。

広いお屋敷は、子供たちが選ぶのにはちょうど良いみたいですが、病気がちな私には少し広すぎるようです。

6月15日

本日は、とても楽しい一日でした。夫と、娘と三人で山を散策したのです。体の調子も良いみたいで、少しつかれるまで、歩くことができました。

本当に、楽しかった。




神官の記し書き・4冊

神官の記し書き1(第三夜・桜のある中庭)

客人の若者と会った時から、霧絵の様子に変化が見られる。あの若者に惹かれているのではないだろうか。

このことで現世に執着してしまうと、巫女としての力を失うかもしれない。早々に手を打たねばなるまい。

神官の記し書き2(第三夜・逢魔が淵)

当主様の命により、客人を隠す。霧絵には、客人は里に帰られたと言っておいた。

霧絵に悟られないよう、体はこの地から遠い土地に運ばなければならない。

かわいそうだが、しかたあるまい。これも、縄の巫女を守る、我々一族の役目なのだ・・・。

神官の記し書き3(第三夜・箱庭を囲む回廊)

儀式は失敗だ。屋敷は瘴気に包まれている。当主様は瘴気で狂ってしまわれた。

禍刻を引き起こしてしまうとは。もう、おしまいだ。

門が完全に開く前に閉じなければ、恐ろしい事になる。

神官の記し書き(第三夜・井戸のある裏庭)

当主様が間違っていたのだ。霧絵は客人を隠したことを感じ取ってしまった。

霧絵は落ち込み、不安定になっている。

儀式の日が迫っている。悪いことにならなければいいのだが。

古い日記の断片・4冊

古い日記の断片(第二夜・倉)

5月20日

ようやく氷室邸への引っ越しが一段落した。

土地の人々から許しを得るのに苦心したが、思ったとおりこの辺りは空気がよく、八重の体のためにも、悪くない土地である。

娘、美琴もこの土地が気に入ったようで、さっそく、土地の子供と友達になったとはしゃいでいる。

八重は、この古い屋敷を気味悪がっているようだが、研究が一段落すれば、手を加えて住みやすい家にするつもりだ。

何よりも、この屋敷にいれば、研究のために外出する必要はない。すべてが家のどこかにあるのだから。

いつも、八重についていてやれるのだ。

古い日記の断片(第二夜・上座敷)

6月2日

氷室邸に越してきてから、研究は思った以上の成果を見せている。

先日は、惨殺事件を起こしてこの世を去ったという、氷室家の最後の当主が残した文書を発見した。

この屋敷はからくりのようなものが多く、見取り図にも描かれていない部屋があるようだ。

まだまだ、多くの資料が隠されているに違いない。

6月5日

もともとが閉鎖的な地方であるが、地元の人々は、儀式に関してはさらに固く口を閉ざす。

縄の巫女、御神鏡、禍刻、これら全ての伝承の鍵をにぎる儀式となるハズなのだが。

古い日記の断片(第二夜・囲炉裏の間二階)

6月13日

美琴が奇妙な写真機らしいものを拾ってきた。屋敷の中で鬼遊びをしていた時に見つけてきたものらしい。

屋敷のどこにあったのか聞いてみたが、白い着物を着た少女からもらった、とこたえるばかりで、はっきりしたことはわからない。

昨日の写真機を調べてみたが、特に変わったところは見つからなかった。

おそらく、屋敷を調査に来た誰かがわすれていった物ではないだろうか。

6月15日

本日は天気が良く、八重の体調も良いようなので、家族3人で山へ散策に出かけた。

八重は、ひさしぶりの外出を楽しんでいたようだ。美琴の写真機を気に入ったようで、しきりに写真を撮っていた。

古い日記の断片(第二夜・上座敷)

6月18日

ここ数日、八重が美琴の写真機を持ち出して、屋敷の色々なところを写真におさめている。

なにを撮っているのか聞いてみたが、うわ言のように、何かが「見える」と言うだけで、はっきりこたえない。

6月19日

どうも山へ行った日以来、八重の容態が思わしくないようだ。

今日は体調を崩してしまい、床にふしてしまった。

宗方八重の遺書・1冊

宗方八重の遺書(第二章・桜のある中庭)

遺書

良蔵 様 私が、私がいけないのです。

あの日、私があの子に写真機を渡してしまったばかりに。

そのせいで、あの子は物の怪につれていかれてしまった。

私がいけないのです。

子供の字が書かれた手紙・1冊

子供の字が書かれた紙(第二夜・囲炉裏の間)

みことちゃん、はやくみつけてくれないかな。

鬼なのに、とちゅうで帰っちゃったのかな・・・

ぼくkのこと、みことちゃんはどう思ってるのかな。

見つけてくれたら聞いてみようかなぁ




「スクラップ」

チュートリアル

射影機(カメラ)の操作1

射影機を持っている時△ボタンで、射影機を構え、ファインダーモードに入ります。

ファインダーモードでは、〇ボタンまたはR1ボタンで、写真を撮ることができます。

ファインダーモード中、左スティックで、プレイヤーの向きを操作できます。(□ボタンを押していると、すばやく向きを変えることができます。)

右スティックで、射影機を構えたまま移動することもできます。

射影機(カメラ)の操作2

ファインダーモードでは、通常では見えないものが見える場合があります。

コントローラが震える場所、不思議な音が聞こえる場所など、怪しいところは、カメラで撮影してみましょう。

パワーアップについて

パワーアップについて

霊にダメージをあたえることで、霊力を得ることができます。

メニュー画面(□ボタン)で「カメラ」を選ぶと、パワーアップ画面になります。

溜めた霊力で、射影機にかけられた封印を解き、パワーアップできます。

補助機能について

「補助機能」の封印を解除すると様々な特殊攻撃を装備できるようになります。

装備した補助機能は、射影機を構えた状態でL1ボタンを押すと使用できます。

補助機能は「霊石」を持っている回数だけしか使えません。注意してください。

霊の撮影について

△ボタンで射影機を構え、〇ボタンで撮影することで、霊を攻撃できます。

画面のサークル内に霊をとらえていると、パワー(霊力)が溜まっていきます。

シャッターチャンスについて

霊をとらえている時、サークルが光ったらシャッターチャンスです。

シャッターチャンスを撮影すると、霊に大きなダメージをあたえることができます。

五つの石に関する古文書・1冊

五つの石に関する古文書(第一夜・荒れ果てた部屋)

五神ノ守リニ感謝シ五鏡ヲ示ス御石ヲ正シキ位置ニ納メヨ




研究書草稿の断片・10冊

研究書草稿の断片(第一夜・上座敷)

氷室家に伝わる禁忌の儀式

古くから土地の神事を司る氷室家には、数多くの儀式、作法などが伝えられている。しかし、そのほとんどは失われ、現在に伝えるのは、伝承を書き写した一部の書物のみとなっている。

口承によるものはほとんど残っていない。氷室家の血筋が途絶えてしまったことと、日無理家に縁深い数少ない人々も、儀式に関しては極端に口を閉ざしてしまうことが、その原因だと思われる。

中でも、12月13日に執り行われていたという儀式については謎が多い。近隣の村々には、その日は家から出てはいけない、という言い伝えが残され、今日においても、その日には窓を開けてはいけない、とされている。

そのような言い伝えが残る理由は、その儀式の残虐性にあると思われるが、詳細は謎に包まれている。

研究書草稿の断片(第一夜・大広間)

縄の巫女に関する謎

数少ない伝承書物を見ると、儀式に関わる人物として、「縄の巫女」と呼ばれる巫女に関する記述が多く見うけられる。

左右の手、足、そして首に、計五本の縄を掛けられたその容姿に関する記述はあるものの、役割については記述が少なく、詳細は不明である。

一説によると、生贄である、とされるが、本当にそのような、残虐な儀式が行われていたとは信じがたい。

研究書草稿の断片(第一夜・階段廊下二階)

御神鏡(五神鏡)にまつわる伝承

この地方の五つの神社に伝わる「御神鏡」は、伝承では「五神鏡」と記されている。

この地に降り立った五体の神が、地を離れる際、それぞれの力を封じて鏡をつくり、災厄から村を守る神器とした、という言い伝えに由来しているのであろう。

一部の伝承には、さらにもう一枚の鏡が登場する。

大きな災厄(これが禍刻であるかどうかは不明)を封じるため、五枚の鏡、全ての神の力を結集し何らかの儀式を行った、というものである。

その儀式と、氷室家に伝わる儀式との関連性は明らかではないが、氷室家の儀式にも「鏡」に関する記述が登場する事から、深い関わりがあるのではないか、と思われる。

しかし、その「御神鏡」(その伝承は、まとめられた鏡をこう記述している)は存在が確認されておらず、この伝承がどういう事実を元に構成されたのかは、不明である。

研究書草稿の断片(第一夜・倉)

禍刻(マガトキ)と呼ばれる災厄

かつて、この地方を襲った大きな災厄があった。一部の伝承では「禍刻(マガトキ)」という名で伝えられるこの災厄についての詳細な記録は残っていない。

伝承に残された記述によると、「五つの神社に伝わる鏡が全て割れ、死者が蘇る。」と伝えられているが、それほど異常な災厄であったのだろう。

研究書草稿の断片(第二夜・鬼の口)

儀式に使われる面とその意味

氷室の儀式では、いくつかの「面」が重要な意味を持っている。

その一つは「目隠しの面」と呼ばれ、「鬼遊びの儀式」に使用される。

「目隠しの面」は、目の位置に二本の杭が刺された面で、鬼遊びの儀式において、文字通り「隠す」ために使用される。

伝承の記述には、「鬼ノ目を隠シタル隙ニ縄殿ニ入リテ儀式ヲ行フ」とあるが、これは目隠しの面が「縄殿」への鍵となる、という意味ではないだろうか。

研究書草稿の断片(第二夜・上座敷)

似姿の面

神事において、氷室家の当主が被る面は「似姿の面」と記述されている。

土地に伝わる伝承には「ソノ顔ハ鬼ニモ仏ニモナリ」と記されており、その面をかぶった者の内面により、面の表情が変わる、というものであるらしい。

氷室邸のどこかに、それら儀式で使う面を納めた「面の部屋」があると記されており「似姿の面」は、その部屋の鍵の役割もかねているらしい。

最後の儀式において、当主がその面をかぶると鬼の面に変わった、という記述があるが、そのような言い伝えからのことであろう。

研究書草稿の断片(第二夜・面の部屋)

御縛りの儀式、および鬼遊びの儀式は氷室家当主によって執り行われる。

その際、当主は顔に「面」をつけて、儀式を執り行うと記されている。

これは、巫女が現世に執着してはいけない、という教えのためではないかと思われる。

氷室家の儀式は、当主、巫女、鬼なども、全て一族の中で行われる。

つまり、「生贄にする側と、される側が、近親である場合」もあるのである。

儀式において、巫女が親族に思いを残さないように、あるいは、親族が巫女への情を顔に出さないために、面をかぶったのではないだろうか。

目隠し鬼の儀式において、鬼の目を潰すことも、同じ意味が込められているのかもしれない。

研究書草稿の断片(第三夜・禁忌の地下道)

月読堂

氷室邸中庭にある小さなお堂は、「月読堂」と呼ばれ、儀式の生贄となった巫女の御霊を祭ったものと記されている。

月読堂の中には「月の井戸」と呼ばれる空井戸があり、儀式の日には井戸の底まで月の光を導きいれることができるようになっている。

儀式前の縄の巫女は、井戸の底で、その月の光を浴びて身を清める、とされている。

月の井戸の底はそのまま地下に繋がっており、縄の巫女だけが、この井戸を通って地下へ行くと記されている。

伝承によると、最初の巫女の遺体が月読堂に祭られているとあるが、堂内には、資料価値があるようなものは納められていなかった。

最初の縄の巫女は、どこに祭られているのだろうか・・・

研究書草稿の断片(第三夜・月読堂)

厨子の謎と月の井戸

「月読堂」にある月の井戸は、厨子のカラクリにより隠されている。

なんらかの操作をすると厨子が動き、月の井戸への入口が開くという仕掛けのようだが、今のところその方法はわからない。

氷室家に残された文書を調べてみたが、その暗号に関する記述は以下のものしか見つからなかった。

「四人ノ裂キ手ヨリ印ヲ得」「氷室家当主ノ証ヲ示セ」

どうやら、神事を行う際の四人の神官に伝えられていた印と、氷室家当主の証となるものが必要らしい。

しかし、既にその血筋が絶えた今では、もうその印や証を手に入れる術はない。

研究書草稿の断片(第三夜・囲炉裏の間)

氷室の儀式と異界信仰

裂き縄の儀式の目的は、「門」を閉じることだと言われている。

「門」とは、内と外とという世界の境目をあらわす言葉であることから、裂き縄の儀式は、この地方に古くから伝わる異界信仰に関係があるのではないだろうか。

この地方には、古くから「常世の国」「根の国」などと呼ばれる世界への信仰が根強く残っている。

これらの異界信仰は各地で見られるが、「門」の外側は俗に言う「黄泉の国」つまり死の世界であることが多い。

「門」とは、死の世界と現世とをつなぐ扉であると考えられる。

伝承で「禍刻」と呼ばれる災厄は、この扉が開く時に起こるとされている。

そのとき、死の世界からの瘴気があふれ出し、死者さえも蘇ると言い伝えられている。

「裂き縄」の儀式とはこの「禍刻」が起こらぬよう、巫女の死の力をもって、門を封印する、というものではないだろうか。




新聞記事の切り抜き・3冊

新聞記事の切り抜き(第一夜・囲炉裏の間)

先日の地震により、県下の山地にある五つの神社に伝わる鏡(御神鏡)が全て壊れる、という事件があった。

この鏡は、古くから「土地の災厄を封じる」と言い伝えられており、10年に一度、五枚の鏡を一つの神社に集めて開かれる「五神祭」で有名。

不思議な現象について、神社の神主たちは「不吉なことの前兆でなければいいのだが」と口をそろえている。

新聞記事の切り抜き(第一夜・書院の間)

昨日午後、県南部に位置する氷室山中において、人間の胴体のみの死体が発見された。

手、足、首が強い力で、文字通り「引きちぎられ」ており、警察では、殺人事件と、事故の両面で捜査を進めている。

遺体の身元は確認されていないが、三十歳前後の男性のものだと思われる。

同山中では、15年前にも同様の死体が発見されており、警察はその事件も視野に入れ、操作を進めるという。

新聞記事の切り抜き(第一夜・縄の廊下)

昨日、人気作家、高峰準星さん(42)が、今月8日の連絡を最後に消息不明となっている、と通報があった。

行方不明となっているのは、人気ミステリー作家、高峰準星さんをはじめ、高峰さんの助手の平坂巴さん(28)編集の緒方浩二さん(32)の3人。

高峰さんらは、9月8日の「取材に出発する」との電話を最後に連絡が取れなくなり、すでに14日が過ぎている。

編集部では当初、取材が長引いているだけと見ていたが、同行した緒方さんからの連絡もなく、関係者にも一切連絡が入っていないことから、昨日未明、警察に届け出た。

古い新聞記事・3冊

古い新聞記事(第一夜・回廊一階)

3日午後、県南部の山中で、児童四人が午後9時を過ぎても帰らない、と届け出があった。

近隣の村には、古くから子供たちが神隠しにあうという伝説があり、村民たちの間では、その神隠しではないか、という噂がとびかっている。

古い新聞記事(第一夜・倉)

三日前、県南部の氷室山中で行方不明になり、神隠しにあったと噂された少女が、先日、地元の男性の手によって発見された。

少女はかなり衰弱しているが、奇跡的に無事。警察では、少女の体力の回復を待ち、他の三人の行方について、質問することにしている。

この少女の両親は、少女が行方不明になった翌日から姿を消しているため、警察では少女の引き取り手を探している。

古い新聞記事(第一夜・階段廊下二階)

先日、三日間の行方不明から奇跡的に戻った少女の引き取り先が決まった。

少女を引き取るのは雛咲(ひなさき)氏。消息不明になっている宗方良蔵氏の友人にあたる。

この少女は、行方不明から戻った後、両親も行方がわからなくなっていたため、警察が引き取り先を探していた。

行方不明の間の記憶は、依然として戻っておらず、残り三人の児童もまだ見つかっていない。

五体の仏像に関する古文書・1冊

五体の仏像に関する古文書(第一夜・深き森の参道)

縄ノ巫女ノ御霊ヲ弔イ 五体ノ御仏ヲ 御霊ノ痛ミシ伍股ニ供エヨ

裂縄ノ儀式ノ事・1冊

裂縄ノ儀式ノ事(第一夜・弔いの間)

裂縄ノ儀式ノ事 十二ノ月 十三ノ日 三六六九日ノ長キ間

現世ヘノ思イヲ絶チ清メタ巫女ヲ裂キテ御縄ノ力トスル

神官覚書・3冊

神官覚書(第四夜・仏間)

五神の加護を持ちし鏡は、あらゆる災厄を返す力を持つ。

「門」が開きし時、門前の「御鏡岩」にて鏡を門に向け、しかるのち、巫女の御縄にて門を封じよ。

五神の鏡、巫女の御縄のいずれかが欠けし時、門の封印が不完全なものとなる。

「禍刻」を引き起こしてはならん。

それが、氷室一族のつとめである。

神官覚書(第四夜・仏間)

「門」は、黄泉の世界への入口であると伝えられ、古代から恐れ、あがめられてきた。

門の封印が不完全なりし時、「禍刻」が起こり、黄泉より瘴気があふれだし、この地をおおう。

「禍刻」の正気にさらされた人々は、狂気にかられ、死した後も、その魂は地に縛られ、決して成仏することはない。

「禍刻」を引き起こしてはならん。

それが、氷室一族のつとめである。

神官覚書(第四夜・仏間)

この屋敷の地下にある「門」が、いつからここに在るのか、正確に記した書物はない。

氷室家は、「門」を守る一族としての役目をあたえられ、この地に神殿を立て「御縛り」を行ってきた。

「禍刻」を引き起こしてはならん。

それが、氷室一族のつとめである。

縄の掛け方に関する古文書・1冊

縄の掛け方に関する古文書(第三夜・仏間)

巫女ニ情ケヲ掛ケヌ様 痛メル手足ニ御縄ヲ掛クルベシ

ソノ 右腕ヨリ 両腕ニ ソノ 右足ヨリ 両足ニ

禍刻ノ起クル事

禍刻ノ起クル事(第三夜・禁忌の地下道)

禍刻ノ起クル事 天保 八年 十二ノ月 十三ノ日

裂縄ノ儀式ヲ失敗シ禍刻起クル 瘴気 地神ノ怒リヲ呼ビテ一三四七ノ御霊ガ失ワルル

目隠鬼ノ儀式ノ事

目隠鬼ノ儀式ノ事(第二夜・弔いの間)

十一ノ月二十六ノ日 年ノ後 裂縄ノ儀式ニ備へ ノ歳 ノ月 二十五ノ日ヲ過ギシ娘ヨリ 巫女ノ御力ヲ秘メシ者ヲ選ブ




テープ類

白いテープ・2本

白いテープ1(第一夜・書院の間)

9月9日 17:40

この屋敷の事は地図にも載っておらず、麓の村の住人に聞いてようやく場所をつきとめることが出来た。

聞いた話では、この氷室邸にはもう数十年にわたって人が住んでいないという。屋敷の場所を聞いた人々が口をそろえて「いかないほうがいい」と言っていたのが印象的だった。

白いテープ2(第一夜・着物の間)

9月9日 21:40

夜の山を歩くのは危険なため、この屋敷に泊まり込んで引き続き取材する事になった。

いくつかの部屋を見て回ったが、内部は思ったよりも完全な形で残っているようだ。

先ほど玄関近くの廊下で、白い女性の影のようなものを見かけた。

この手のネタは個人の記事のネタとして、別に取材を続けることにする。(にがさない)

赤いテープ・4本

赤いテープ1(第一夜・控えの間)

9月10日 10:20

箪笥の引き出しから見つけた写真に、気になるものが写っている。

緒方氏のメモにあった、ここに住んでいたという民俗学者の子供たちだろうか。

相当古い写真で、子供たちが鬼ごっこをしているものだ。

写真の隅に、白い着物を着た幼い少女がうっすらと写り込んでいる。

その少女はこちらを指さし、その目は何かを訴えているように思える。

赤いテープ2(第一夜・月読堂)

9月11日 20:16

屋敷の隅々まで探したが、緒方さんは依然として見つからない。いくら広いとはいえ、同じ屋敷にいて見つからないはずはないのだけれど・・・。

先に帰ってしまったのだろうか。

昨日写真をとってから、うわごとのように「縄が増えた」と言っていたようだけど・・・。

赤いテープ3(第一夜・逢魔が淵)

9月12日 09:00

緒方さんを発見した。緒方さんの遺体はまるで、麓の村で起こった変死事件と同じような・・・。

首と手、足が引き裂かれて・・・。 まさかこんなことが・・・。

赤いテープ4(第一夜・いけすの間)

あの女を見てから、様々な幻覚を見る・・・。

屋敷中の霊が、私に訴えかけてくる・・・。

私はもう・・・この屋敷から出られない・・・だろう。

いつまで正気を保って逸られるか分からない・・・。

とにかく、このテープを残す。

誰かが聞いてくれているのであれば、その時に私がどうなっているか教えて欲しい。

でも、できれば・・・。夢であって・・・。




青いテープ・2本

青いテープ1(第一夜・井戸のある裏庭)

9月12日 15:20

信じがたい事だが、やはりこの屋敷には、われわれ以外の何かがいるらしい。

私も何度かそれらしいものを目撃している。白い着物姿の女だった。

この屋敷で、何かが起こりつつあるように思う。

われわれがそれを目覚めさせてしまったのか・・・。

それとも、われわれの方が呼び寄せられてしまったのか・・・。

青いテープ2(第一夜・鳴神神社)

あの女の仕業だというのか。過去に起こった変死事件も、緒方くんの死も、巴くんの死も、すべてが・・・。

いずれ、私にも同じ運命が待っているということなのか・・・。

伝承にある縄の巫女の儀式。両手、両足、そして首、すべてがそろったとき、呪いは成就される。

今、私の写真にも、縄が現れている。時間は残されていない・・・。

まとめ

初代「零 zero」に登場するテキスト類のまとめでしたが、いかがでしたか?

続けて読むことで、それぞれのキャラがどんな残酷な運命を辿ったのかわかるでしょう。

ちなみに「取材ノート」は緒方浩二、「赤い手帳」は平坂巴、「黒い手帳」は高峰準星が残したものです。

もしプレイ中に取りこぼしたものがあれば、「攻略情報」を確認して物語を楽しんで下さい。

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